働き盛りの40代必見!
認知症は脳の血行不良が原因!?

 

1. 40代が抱える悩み、それは「認知症」

このサイトのタイトルは「磁気とカラダの保険室」ですが、このコラムを楽しみにされている読者の皆さんは、健康に興味を持ち始めた方、そろそろ身体に不調が出始めた方、病気に対する予防を勉強してみたい方が多いと思います。

年代でいうとそろそろ身体に無理が効かなくなる40代の方が多いのではないでしょうか。

一般的に40代になると、仕事の責任が増え、家族の成長や別れなどを多く経験する時期ですので、日々を忙しく過ごされている方が多いでしょう。

そんな中、人や物の名前がなかなか出てこない、何かを始めようとしていた次の瞬間にそれを忘れてしまった、なんて困ったことはありませんか。

実は、このような悩みを抱える40代が急激に増えているのです。

そこで今回は、働き盛りの40代の皆さんにぜひ知ってもらいたい「認知症」について取り上げます。

「待ってました!」というご期待の方だけではなく、「40代で認知症?早すぎるよ」「私はまだ40歳ではないから」とおっしゃる方も、目からウロコの必見情報もあるかも知れませんので、最後までお付き合いください。


2. 認知症と単なる物忘れ

40代が多く抱える悩みの「物忘れ」は単なる物忘れなのか、それとも「認知症」なのか、この違いは大きいですよね。では、まずこの違いからみていきましょう。

認知症による物忘れは、「食事をしたことを覚えていない」「物を買ったことを忘れる」といった、「経験した全て」を忘れてしまいます。

一方、加齢による一般的な物忘れは、「食事をしたことは覚えているが何を食べたか思い出せない」とか「買い物に行ったが買う物を忘れた」といった、「経験した一部」の忘れです。このような物忘れであれば、加齢に伴う自然なものです。

また、物忘れに対し、「自覚がある・ない」が大きな違いであり、認知症の方は、行動した記憶そのものを忘れているので、物忘れをしているという自覚すら持たないのです。

他にも、認知症の方は今どこにいるのかが分からない、探し物を盗まれたと騒ぐ、といった傾向があります。

・・・ですのでご安心下さい。「最近、物忘れが多いな」と悩まれている方の大半は認知症ではありません。加齢による自然的な脳の老化現象が始まってきたのです。

なんか綾小路きみまろさんみたいな言い回しになってしまいましたが、「良かった~」と胸をなでおろした方もいれば、「40代で老化現象!?何とかなんないの?」と思われた方も多いでしょう。

そうです。40代といったら働き盛り、まだまだ現役でガンバらなくてはいけません。では、対策にはまずは相手を知ることが大事ですので、脳の老化現象について説明しましょう。


3. 脳細胞が死滅する

私達人間の脳は、大脳、間脳、脳幹(中脳、橋、延髄)、小脳に分類されますが、脳には運動・知覚などを司る中枢神経が集まっています。また感情、記憶などの精神活動においても重要な器官です。

脳は約150億個の細胞から出来ており、個人差や年齢によりますが、一日に約10万個もの脳細胞が死滅していると言われています。
このことは健康に関心がある方ならば一度は耳にしたことがあると思いますが、実はこの説には色々と俗説があり、「脳細胞は1000億個以上」「1日の死滅は10万個ではない、20万個だ!」という見解もあります。

ですが脳細胞自体が日々死滅し、老化していくことは間違いなく、血管障害によって急に認知症を発症してしまうこともあります。


4. 認知症の種類

認知症の種類として、「アルツハイマー型認知症」、「脳血管性認知症」、「レビー小体型認知症」といったタイプがありますが、どれも脳と脳内の血管が大きく関わっている病気なのです。
少し専門的になりますが、この3つの認知症タイプについて解説しましょう。

〈アルツハイマー型認知症〉
アルツハイマー型認知症は、認知症を発症する人の約6割を占める最も多いタイプです。脳内に「アミロイドβ」という異常なタンパク質が溜まり、脳の神経細胞を壊していく病気です。記憶を司る「海馬」の神経がゆっくりと侵されて、物忘れといった初期症状が現れるようになります。

年齢を重ねるにつれ発症率が上昇し、男性よりも女性に多い病気でもあります。

〈脳血管性認知症〉
脳血管性認知症は認知症の20~30%を占める病気です。脳梗塞や脳出血などが原因で酸素やブドウ糖などの栄養分が脳に届かず、神経細胞が死滅してしまい、その結果として認知症を発症します。

障害を受けた部分により、手足のまひや、歩行障害、言語障害が発生することもありますが、人格の変化は少ないと言われています。

〈レビー小体型認知症〉
レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という異常なタンパク質が溜まり、神経細胞を壊していく病気です。アルツハイマー型の認知症に比べると、脳の萎縮はみられない場合が多く、初期症状では幻覚や妄想、筋肉の効果などから始まります。また、レビー小体はパーキンソン病の原因にもなる危険なタンパク質でもあります。

この3タイプの認知症以外にも、他に前頭側頭型認知症、若年性認知症、アルコール性認知症、正常圧水頭症、まだら認知症などがありますが、認知症を発症した原因や症状によって分類されます。

ですが、認知症はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症、レビー小体型認知症が大半を占めますので、この3タイプの原因に注目しましょう。


5. 認知症対策

「レビー小体型認知症」の原因であるレビー小体がなぜ溜まるのかはハッキリ分かっておりませんが、認知症で最も多いアルツハイマー型認知症、2番目に多い脳血管性認知症は、血管障害で脳の病気である脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血などから認知症が発症します。

このメカニズムをもう少し詳しく説明すると、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病が動脈硬化を引き起こして脳梗塞を発症、または心臓に出来た血栓がはがれて脳で詰まって脳塞栓になりますので、最も効果的な認知症対策は、動脈硬化や心臓病にならないように生活習慣病を予防することなのです。

ここまで説明すれば、このコラムの読者の皆さんは大丈夫ですよね。
そう、日頃から運動を心掛け、禁煙をして、お酒、塩辛い食べ物や甘い物はほどほどに、お肉などの動物性の脂質は控えめに、という皆さんが行っている毎日の生活習慣が認知症の最大の予防になるのです。


6. まとめ

いかがでしたか。今回、認知症を取り上げましたが、認知症は脳の病気であり、遺伝的というよりも日々の生活習慣の影響が大きいということがお分かりいただけたかと思います

なお、厚生労働省の調査では、2012年での認知症者は約462万人でしたが、2025年には700万人にも達するとの試算があります。これは65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるとの見込みなのです。

でも、誰も認知症にはなりたくないでしょうし、皆さんの大切なご家族が認知症になってしまうことも避けたいですよね。
ですので、ヒカル先生は皆さんに正しい認知症の知識を持ってもらい、皆さんだけではなく皆さんの大切な人にも、対策と予防を進めていただきたいのです。

まずは出来ることから始めてみることが大切です。生活習慣を見直して、食事、運動、禁煙、禁酒などひとつずつ始めていきましょう。

では、今回はこの当たりでおしまいとなりますが、次回も認知症をテーマに「認知症者への対応」についてお送りする予定です。お楽しみに。



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