【応用編】高血圧と動脈硬化と脂質異常症の3兄弟のお話

敗血症の原因と症状

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高血圧と動脈硬化と脂質異常症の関係

動脈硬化と脂質異常症の人

このコラムを読み続けている人は健康にとても興味がある人ばかりではないようです。

「最近ちょっと具合が悪くて心配」「自分は健康だけど家族が調子悪いから」といったように、最近健康に興味を持ち始めた人がとても多いです。

 

そのため、ヒカル先生はなるべく専門用語は使わずに簡単な言葉で説明するように心掛けています。

ですが、病気の説明は基準となる数値の説明だとか、病気は怖いといった、どうしても面白くない話になりがちです。

 

で、今回は血圧シリーズの第3弾となりますが、やっぱり病の話が多くなります。

ですが、ちょっと面白くない話だと思っても飽きずに最後まで読んでいただくと、最後には「う~ん、そうだったのか・・・」と頷いてしまう話もあるかも知れません・・・。

ヒカル先生はこのようにつぶやきながら、コラムを書いています。

 

でも、健康に対する知識を持つと自分自身だけではなくご家族やお友達の何気ない仕草から病気のサインを見逃さず、大事に至らぬ前に対処できることも多いです。

ですから、皆さんにはこのコラムで色々と健康知識を学んでいただけるとヒカル先生はとてもうれしいです。

 

 

ではそろそろ本題に入ります。

血圧の第1弾は入門編として

 

>>【入門編】よく聞く言葉だけど意外に知らない血圧。血圧をわかりやすく解説します。

 

第2弾は発展編として

 

>>【発展編】血圧の勉強の時間です。高血圧・低血圧の種類と原因を知りましょう。

 

をお送りしました。

今回はついに第3弾の応用編、高血圧と深い関係がある動脈硬化、そしてその動脈硬化の原因となる脂質異常症についてのお話です。

 

高血圧、動脈硬化、脂質異常症はどれも血管系の生活習慣病ですが、3兄弟と言ってもよい位に密接な関係があるのです。

まずは動脈硬化の話から始めますよ。準備は良いですか?・・・ではスタート!!

 

動脈硬化と高血圧

動脈硬化と高血圧

動脈硬化という言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。

 

動脈とは心臓から全身に送り出されている血液が通る血管です。

心臓のポンプ作用によって勢いよく流れてきた血液の圧力にも耐えられるように柔軟で弾力に飛んでいます。

しかし、動脈硬化はその名の通り、血管が硬くもろくなってしまうのです。

 

もう少し詳しく説明すると、健康で若々しい血管はワンピースの主人公のルフィのようにゴムのような弾力がありしなやかです。

しかし年齢を重ねるうちに、だんだんと血管も老化して、硬くもろい状態に変わっていきます

 

ちなみに最近健康イベントとかで血管年齢を測定していますが、これは血管の弾力性で判定しているのです。

ところが、最近問題になっている動脈硬化は、日本人の生活習慣の乱れによるものか比較的若い人の発症率が増加しており注意が必要なのです。

 

このような人の多くは、血液中に悪玉コレステロールとよばれるLDLコレステロールが多いのですが、LDLコレステロールは脂肪ですので固まりやすい物質です。

血管内でLDLコレステロールが壁のように固まってしまいますと、血管の内部は狭くなってしまいますよね。

当然、血の流れが悪くなります。

悪玉コレステロールの作用

でも、身体の中の器官が働くためには血液が運んでくる酸素や栄養素が必要です。

なんとか血液を狭い血管内でも通さなくてはなりません。

 

で、私達の身体はどのような反応をするかというと、ポンプである心臓を一生懸命働かせて、高い圧力で全身に血液を送ろうという働きが強まります。

つまり、高い圧力 = 高血圧という状態となりリスクが高まるのです

 

ここで入門編を思い出して下さい。

血圧の数値は「血圧 = 血管抵抗 ✕ 心拍出量」で決まるのですが、血管抵抗は動脈硬化があると高くなり、必然的に血圧が上昇してしまうという話でしたね。

このように動脈硬化と高血圧はとても深い関係にあるのです。

 

動脈硬化と脂質異常症

動脈硬化と脂質異常症

脂質異常症という言葉は、もしかしたらあまり馴染みがないかも知れません。

脂質異常症は以前、「高脂血症」と呼ばれていたのですが、血液中の脂質の量が異常である状態のことです。

 

脂質は炭水化物とタンパク質と並ぶ3大栄養素のひとつですので、とても大切な栄養素ではあるのです。

しかし、増えすぎると問題になってしまいます。

 

脂質にはコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質の4種類があるのです。

今回覚えていただきたいのはコレステロールです。

 

コレステロールならば脂質異常症や高脂血症よりも馴染みがある言葉ですよね。

コレステロールは身体の細胞を構成する成分でありとても重要なエネルギー源です。

ですが、あちらこちらで「コレステロールを減らせ!」と騒がれています。

 

実はコレステロールは大きく分けると

悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロール

善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロール

の2つがあるのです。

 

つまり、「コレステロールを減らせ」の意味は悪玉のLDLコレステロールを減らすことであり、コレステロール全てを減らすことではないのです。

むしろ善玉であるHDLコレステロールは増やした方が良いのです。

 

この2つのコレステロールですが、LDLは血管内にこびりつき動脈硬化の危険性が高まります。

HDLは体内で使いきれなかったコレステロールを運ぶ役割があり、動脈に溜まったLDLも回収してくれるのです。

 

ですので、脂質異常症の診断はLDLとHDLの両方をチェックします。

HDLは少ないと問題になり40mg/dl未満で異常になります。

一方、LDLは多いと問題になり140mg/dl以上から異常となります。

 

でも脂質異常症は高血圧と同じように、これといった自覚症状がありません。大抵の人は健康診断などで行った血液検査で発見されることがほとんどです。

ですが、LDLは全身の動脈に付着していきますので、気付いたころには動脈硬化がかなり進行していたっていうことは珍しくないのです。

 

このように、高血圧と動脈硬化が深い関係であるように、動脈硬化と脂質異常症も密接な関係にあるのです。

 

まとめ

動脈硬化と脂質異常症のまとめ

今回、動脈硬化と脂質異常症を取り上げました。

 

どちらも血液に関する異常であり、高血圧と深い関係にあることがお分かりいただけたかと思います。

つまり、脂質の取り過ぎによって動脈硬化が起こり、動脈硬化は高血圧を促進し、また高血圧は動脈硬化を促進するという因果関係です。

これらが最終的に引き起こす病気といえば心臓への血管が塞がって起こる心筋梗塞脳の動脈が詰まる脳梗塞、または人工透析になりかねない腎臓障害といった、命に関わる怖い病気です。

 

・・・いかがですか。

このコラムを読む前は、「たかが血圧だろ」と軽く思って放置していた人もいらっしゃったかと思います。

そんな気持ちは軽く吹き飛んでしまったのではないでしょうか。

 

ですが、ヒカル先生は皆さんを怖がらせることが目的ではありません。

高血圧と脂質異常症の人、または予防したい人は日常の生活習慣を見直すことが第一なのです。

どちらも食事療法と運動療法が基本ですので、一石二鳥で改善できることを伝えたかったのです。

 

食事は肥満に気を付け、動物性の脂質などのエネルギーを取り過ぎないこと。

高血圧の人は食塩の取り過ぎに気を付けること。

運動は無理なく続けられるウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動から始めることなどを目標に改善を目指しましょう。

 

このような生活習慣が基本な治療と予防になるのです。

これを続けていけば、高血圧、脂質異常症の両方が改善されて、次第に動脈硬化の症状も和らいでいくでしょう。

 

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