東洋医学の気功と磁気治療は深い関係が!?

 


1. 東洋医学とは

東洋医学とは東洋で発祥し発達した医療体系のことですが、大きく分類すると、中国系、インド系、アラブ系と分かれます。

ですが一般的には東洋医学というと中国系の伝統医学をさし、ヨーロッパやアメリカで発達した現代医学の主流である西洋医学に対して東洋医学というように用いられます。

そんな東洋医学の治療と言えば、薬物療法である漢方薬と、物理療法である鍼灸やあん摩、気功などが思いつきますね。

皆さんはこの東洋医学についてどんな情報・イメージをお持ちでしょうか?
漢方は自然で身体に優しいというイメージを持たれる方もいれば、鍼やお灸はなんか怖い、科学的な証拠やデータが少なく本当に効くか不安というようなネガティブなイメージの方もいるかと思います。

今回はそんな東洋医学について、西洋医学との考え方の違いや、最新の西洋医学で注目されている磁気治療、そして東洋医学と磁気に関する意外な関連性について調べてみました。


2. 西洋医学と東洋医学

西洋医学と東洋医学では、病気に対する根本的な考え方に違いが見受けられます。

西洋医学では、例えば病気の原因が細菌であったならば、その細菌に効く薬を服用することで細菌をやっつけて病気を治そうとします。

一方の東洋医学では、病気になった原因を突き止めて根本的な解決を求めていきます。例えば食事や運動、ストレスの程度を聞いて、その人の生活習慣に問題があれば、その人にあった個別の方法で治療をしていきます。

この違いを分かりやすくするため、機械の修理を例に説明します。

機械が故障したので専門家にみてもらったら、電気盤の配線が切れていた事が原因で作動しなくなっていたのです。もう一度作動させるには、切れた配線をくっつける、もしくは壊れた部品を丸ごと交換すれば以前のように機械は動き出します。

これが一般的な機械の故障における修理ですが、壊れた所を部分的に治すという考え方は西洋医学に通じます。

でも、なぜ配線が切れてしまったのでしょうか。もしかしたらネズミが配線をかじってしまったかも知れません。そうすると配線をかじったネズミを退治しないと配線がまた切れてしまいます。だからネズミも退治しましょう。

・・・このように機械が故障した原因まで追究していくのが東洋医学の考え方なのです。

しかし、この説明だけですと西洋医学よりも東洋医学の方が優れているように感じられた方もいらっしゃると思いますが、西洋医学には「手術」という優れた技術が最大の特徴でもあります。

機械の故障の例では、切れた配線をくっつける、もしくは壊れた部品を丸ごと交換することが「手術」となりますが、実は東洋医学の苦手な部分はこの「手術」なのです。

つまり、西洋医学、東洋医学のどちらが正解・不正解という訳ではなく、それぞれの思想・方法には得意・不得意があることを理解して、使い分けしていくことが大切なポイントなのです。

しかし、人間は機械とは違います。もし慢性的な疾患を抱えている場合には、その原因を見つめて、生活そのものを改善していく努力もしておいた方が良いでしょう。


3. 「気功」と「磁気」

健康への関心が高まり、このところ「気功」がブームです。中国と言えば古来から伝わる太極拳が有名ですが、気功も太極拳も生命エネルギーを身体内部から鍛えあげ、基礎体力を高めていきます。日本古来の武道である合気道も、気を活性化させる技による護身術ですね。

気功は治療にも使われており、修練を積んだ気功師に気を当ててもらうと、消化器、呼吸器、心臓血管系、神経系などが活性化し、リハビリにも効果があるとい言います。下半身不随の患者が気功治療で歩けるようになったという例もある位です。

「気」は目に見えず謎も多いのですが、科学的な実験もされており、気功師の身体からは遠赤外線、電磁波、マイクロ波などを発しているそうです。脳波測定をすると、瞑想時に発するα波も計測されるそうです。

気功師は、鍼やお灸の代わりに自分の気を使って、鍼灸と同じような治療効果を発揮するのですが、気は脳の働きによるものか、現代医学でも解明できない人体の不思議の一つですね。

ちなみに鍼灸も、鍼やお灸で人体のツボを刺激し、全身に流れている気を整えていきますが、鍼灸も気功も人体に備わっている免疫力を高めて、自然治癒力で治療する、いわば東洋医学の神髄ですね。

次に、今回「気功」と対比させて取り上げるのが「磁気治療」です。

「磁気治療」の歴史は古く、ある文献では紀元前の中国やインドで磁気を治療に使っていたとの記録もあり、エジプトのクレオパトラは額に磁石を付けて美と健康を保っていたそうです。

医学博士の故中川恭一先生の著書『磁気と人間』では、「紀元前100年にギリシャの医者ゲーレンが、下剤として磁石を使ったと言われている。」とも記載があります。

現代でも磁気を使った「磁気ネックレス」や〇ッ〇エレキバンなどが有名ですが、
磁気の効果としては血液の循環を促進させて、肩こりなどに効果があることが知られています。

この効果のメカニズムは諸説がありますが、アセチルコリン分解抑制作用やコリンエステラーゼ活性抑制作用によるホルモン作用や、人間にもともと流れている微弱な電流が磁気によって血管が拡張するとも言われています。


4. 最新の磁気治療情報

皆さんの中で、病院でMRI検査をされた方はいらっしゃいませんか。

MRI検査は、大きな筒の中に入り体の臓器や血管を撮影する機械なのですが、輪切りなった身体の断面が映し出され、脳や内臓、脊髄の状態をチェックできる優れた検査機械です。

なお、MRIはMagnetic Resonance Imaging
の略ですが、日本語では磁気共鳴画像診断装置と呼ばれ、強力な磁石による磁気の力を利用しているのです。

また、最近TMS治療が話題になっています。

2017年(平成29年)10月現在において保険が適応されていない治療なのですが、「脳卒中リハビリテーションの新時代を切り開く治療手段」として、日本国内のみならず、海外でも注目されている最先端治療がTMS治療です。
※2018年(平成30年)には保険が適用される予定です。記事執筆の段階では未確定の情報もありますので、最新の医療情報をご検索下さい。

TMSはTranscranial Magnetic Stimulation
の略であり、磁気刺激によって脳の活動を回復させます。

経頭蓋磁気刺激治療とも呼ばれ、磁気によって大脳を刺激して、大脳の神経活動性を変化させていくのですが、脳卒中の後遺症により四肢に麻痺がある方へのリハビリ、うつ病や認知症などの回復効果にとても有効な治療法です。


5. まとめ

いかがでしたか。今回のコラムでは古代から現代まで治療や健康に使われている、東洋医学の気功と磁気にスポットを当ててみました。

医学は技術の進歩によりどんどん発達して、かつては治療不可能な難病も克服できるようになりました。これからも医学の進歩はどんどん進んで、新しい技術や機械、薬が開発されて、多くの生命を救うことができるでしょう。

そんな中、人間が本来もつ免疫力を高めて、自然治癒力を発揮させる東洋医学、特に特別な道具を使わないで人間の気という目に見えないエネルギーを治療に使う気功はとても興味深いですね。

また、私達の身近にある磁石も古代から治療に使われ、磁気の特性が最先端の医用機械にまで応用されているとはビックリされた方も多いのではないでしょうか。

「磁気」は「気」と同じく目に見えないエネルギーです。

しかしながら、紀元前もの太古の昔から人間はその力に気付き、現代においても治療法や健康法が伝わっているなんて、何か不思議な感覚ですね。

私達が住む地球も大きな磁石です。
磁気は目に見えないエネルギーですので、普段は意識することは少ないかも知れませんが、私達は空気や水と同じように磁気に適応するように生まれてきたのかも知れませんね。



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