【TMS治療】最先端の磁気治療器が、ついに厚生労働省の認可を取得!

TMS治療

現在、国内の患者数は250万人以上といわれ社会問題となっているうつ病。

そんな中、今回はうつ病に悩まれている方、またそのご家族の方へ最先端の医療・治療情報をお届けします。

 

2017年11月30日の日本経済新聞の夕刊に、

反復経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)』が、ついに厚生労働省の医療機器として薬事承認を得て、来年の2018年に日本で保険が適用される

との内容が掲載されました。

 

この記事では、rTMS治療についての概要をご説明します。

 

この記事に書かれていること

1 rTMS治療とは
2 長嶋監督とTMS治療
3 さいごに

 

rTMS治療とは

rTMS治療とは

 

 

 

 

 

 

実はTMS治療について、以前の記事で軽く触れたことがあります。

>>東洋医学の気功と磁気治療は深い関係が!?

 

TMSはアメリカ発のうつ病治療法です。

TMSはTranscranial Magnetic Stimulationの略であり、磁気刺激によって脳の活動を回復させる治療です。

経頭蓋磁気刺激治療とも呼ばれます。

 

磁気によって大脳を刺激して、大脳の神経活動性を変化させていくのですが、

うつや認知症などの回復効果にとても有効な治療法です。

 

今回の厚生労働省の承認は、TMSの前に「r」がついた「rTMS」です。

これは「繰り返し」を意味する「Repetitive」の略です。

「Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation」、略して「rTMS」です。

 

「TMS治療」と「rTMS治療」はともに磁気による治療法です。

基本は同じですが、長期間に渡り繰り返し行う治療が「rTMS」と分類されます。

 

今回承認を受けたのはrTMS治療を受けることができる、「NeuroStar rTMS治療装置」です。

行政資料には下記のような説明があります。

 

「既存の抗うつ剤治療で十分な効果が認められない成人のうつ病患者の治療を行う治療装置である。本品は、コイルに流す電流によって形成される磁場変動に伴う誘導電流により、主として大脳皮質の神経軸索を低侵襲的に刺激し、大脳皮質の活動性を変化させることで治療を行う。」

簡潔に説明すると、

「頭部に磁気刺激を当てて働きが低下した脳を活性化させることで症状の改善を行う」ということです。

 

抗うつ薬などの服用もなく、副作用が不安という方でも安心して取り組める療法です。

 

長嶋監督とTMS治療

長嶋監督とTMS治療

 

 

 

 

 

 

TMS治療といえば、東京都港区にある東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座が有名です。

 

こちらに所属する安保(あぼ)雅博先生は、

2004年に脳卒中で倒れた長嶋茂雄監督が取り組んでいる、「脳機能リハビリテーション」医療チームの一人です。

安保先生が中心となって研究・推進しているリハビリ技術が、このTMS治療です。

 

 

脳卒中になってしまうと、脳の一部がダメージを受けて、後遺症としてマヒや言語障害が起きることが多いです。

 

リハビリはマヒした身体の機能障害を回復させることを目的に行われますが、

一般的に時間が経てば経つほど、マヒした身体の機能回復は難しいと言われています。

 

ですが、TMS治療で脳に磁気刺激を与えるとリハビリ効果がグンと高まり、

発症から時間が経った脳卒中のリハビリでも回復があるというのです。

 

脳卒中を発症してから10年以上になる長嶋監督は、いまや脳卒中で倒れたことを忘れさせるほどの回復ぶりをみせています。

 

もちろん長嶋監督のたゆまぬ努力の成果ですが、その陰には安保先生達によるTMS治療のリハビリ効果もあったのです。

 

さいごに

TMS治療まとめ

 

 

 

 

 

 

今回の記事では「TMS治療」そして「rTMS治療」について簡単にご説明しました。

 

もう少し詳しく説明している関連記事もありますので、気になる方はコチラをどうぞ。
>>うつ病の最新治療法! 磁気で脳を刺激する磁気刺激療法(TMS)!?

 

うつ病、そして脳卒中のリハビリについてとても効果的な治療方法が保険適用できるとは心強いと感じます。

 

この治療の仕組みは、磁気を頭に当てて脳を刺激するというものです。

磁気には血液促進の効果があります。

 

血流促進により脳全体にまんべんなく血液が行き渡り、

栄養素、酸素、熱、ホルモン等を効率よく運ぶことでも脳は活性化します。

 

 

磁気によって脳神経そして脳の指令系統を正常に戻すことが出来れば、

磁気による治療はうつ病、脳卒中のリハビリだけではなく、もっと広い分野でも活躍しそうですね。

 

 

しかしながら、来年に保険が適用されるとしてもTMS治療の普及にはまだまだ多くの時間が必要でしょう。

実際にTMS治療ができる機械が導入されている診療所・病院はわずかですし、専門の医師も多くはありません。

 

今後、どんどん普及していくのが楽しみですね。



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