生活習慣病は腎臓の働きにどんな影響が?

 

生活習慣病の中でも、初期の高血圧や糖尿病は痛みや不快感もありません。

ですが高血圧や糖尿病が進行すると、大切な臓器である腎臓の働きに大変な影響が起こってしまいます。

 

生活習慣病

腎臓と生活習慣病

「磁気とカラダの保健室」でヒカル先生がお送りするコラムでは、これまでたびたび高血圧、糖尿病をテーマに取り上げています

 

これらのコラムの中では高血圧や糖尿病はこれといった痛みや不快感はないのですが、早期の治療開始をしてとか、病気になる前から予防に取り組んで、といったヒカル先生の思いがひしひしと感じていただけるかと思います。

 

 

実は、この思いが「磁気とカラダの保健室」を始めるきっかけになったのですが、

大きな病気のほとんどは、「生活習慣病」と呼ばれる病気が進行していった結果なのです。

 

 

でも、生活習慣病といっても病名ではありません。

もしかしたら「成人病」と言った方が馴染みがある方も多いかも知れませんね。

 

成人病は、厚生労働省の前身である厚生省が1955年ころから使い始めた行政用語ですが、「がん、脳卒中、心臓病、腎臓障害による人工透析など、40~60歳位の働き盛りに多く、40歳位から急に死亡率が高くなる疾患」を総称したものです。

ですが、「成人病」と言うと「ある程度の年齢になると必然的に病気になる」というイメージを持ってしまいますが、研究の結果、喫煙や食生活、運動不足といった生活習慣と大きな関係にあることが分かってきました。

 

 

つまり、がん、脳卒中、心臓病、腎臓病といった怖い病気でも生活習慣の改善で予防ができるのです。

 

 

それでヒカル先生はたびたび禁煙、食生活の改善、適度な運動をおススメしているわけなのですが、これらで期待する効果といえば「血行改善」です。

生活習慣病といっても幅広いのですが、軽度の高血圧、糖尿病予備軍ならば、血行を良くするだけで大体は回復します。

ですので、まずはどんな方法であっても、血行改善」を目的に取り組んでほしいのです。

しかし、いざ生活習慣病の予防で禁煙、食生活の改善、適度な運動を取り組もうとしても「長年の習慣を変えることはけっこう難しい」ことは正直な感想だと思います。

 

腎臓の働き

腎臓の働きについて

「生活習慣を変えることは難しい」

 

確かにその通りだと思います。

ですが、ヒカル先生は高血圧が進むとどうなるか、糖尿病が進むとどうなるか、という事をもう一度考えてほしいのです。

 

高血圧と糖尿病はともに血管系の病気ですが、この2つの特徴として進行すると「腎臓」への影響が大きく現れます

 

腎臓病は死に直結する心臓病や脳卒中に比べれば軽く見られがちですが、「肝腎かなめ」という言葉もあるように、人体にとって腎臓はとても大切な臓器です。

ですので、今回は腎臓のこと、その働きについて丁寧に説明していきます。

 

腎臓は握りこぶし位の大きさの臓器で、腰のやや上あたりに左右1つずつある、ソラマメに似た形の臓器です。

ちなみに英語で腎臓のことを「キドニー (kidney)」と言うのですが、ドイツの高級車メーカーのBMWのフロントマスクは「キドニーグリル」と呼ばれる特徴的なグリルがトレードマークですね。

このBMWのグリルのことを一部では「ブタ鼻」と悪く言われているようですが、ヒカル先生はかっこいいと思います。

 

・・・あら、早くも脱線してしまいましたね。車の話をすると止まらなくなりますので、また別の機会にしましょう。

で、話は戻りますが、腎臓の代表的な働きといえば下記の4つです。

 

A.尿を作って老廃物を排泄する

B.体内の水分と電解質を調節する

C.血圧を調節する

D.赤血球をつくる

この4つを順に説明しましょう。

 

〈A.尿を作って老廃物を排泄する〉

腎臓は「人体のろ過装置」であり、最たる働きは尿を作ることです。

 

簡単に仕組みを説明すると、腎臓にはネフロンという組織が1つの腎臓につき約100万個もあるのですが、ネフロンは糸球体とよばれる毛細血管のかたまりとそれを包むボーマン嚢(のう)、そして尿細管の3つで出来ています。

このネフロンの中を血液が通り、身体に必要な成分は再利用し、必要がない水分や塩分、老廃物が尿として排出されます。

糸球体で作られる原尿は150~180リットル/日にもなるのですが、その大部分は尿細管で再利用の為に吸収されますので、最終的に作られる尿は1日で1.5リットル程度です。

 

〈B.体内の水分と電解質を調節する〉

運動して汗をいっぱいかいた時はおしっこをしたくないように、腎臓は身体に必要な水分が不足しないように調整しています。

また、電解質とは水に溶かしたときにプラスやマイナスの電気を帯びる物質のことであり、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのことです。

私達の身体を流れる体液は弱アルカリ性なのですが、腎臓の調節機能でちょうど良いバランスが保たれているのです。

 

〈C.血圧を調節する〉

腎臓には血圧をコントロールする機能があるのですが、これは腎臓のろ過機能のためには血液を一定に流す必要があるからです。

そのため、腎臓はレニンという血圧を上昇させる酵素を増減させて、血圧を調整します。

〈D.赤血球をつくる〉

血液は骨髄にある造血幹細胞で作られますが、腎臓からエリスロポエチンというホルモンを分泌して、赤血球の数を調整しています。

いかがですか。腎臓の働きといえば「尿を作る」ことが一般的ですが、他の3つの働きは初めて知った、という方も多いのではないでしょうか。

 

でも、このように腎臓の仕組みを知ると、ろ過装置という働きを全うするためには流れてくる血液をコントロールしなくてはなりませんから、腎臓が体内の水分量や血圧を調整することは、とても理にかなっていますね。

それにしても腎臓って、こんなにも働き者だったんですね。

 

腎臓と糖尿病

腎臓と糖尿病の関係腎臓の働きをご理解いただけたところで、今度は腎臓と糖尿病の関係について説明しましょう。

 

糖尿病はその名の通り、腎臓に密接な「尿」に「糖」を加えて糖尿病と書きますので、病名からも腎臓に大きく関係することがイメージできますね。

 

 

糖尿病の3大合併症としては、目に障害が現われる網膜症、運動神経や自律神経などに起こる神経障害、そして腎臓への障害があります。

 

 

腎臓の検査は尿検査と血液検査が基本なのですが、尿検査では尿の中にタンパク質や赤血球が含まれていないかを調べます。

 

タンパク質は疲れやストレス等で尿の中に含まれてしまうことがありますが、正常であれば排出されることはありません。

もし大量にタンパク質が尿に含まれているならば、腎臓病の可能性もあり、糖尿病の発見にもつながります。

 

また糖尿病は、血液の中にブドウ糖が大量にある状態ですが、砂糖漬けのお菓子を想像してみても分かるとおり、ベタベタした血液になっています。

このようなベタベタの血液は細い毛細血管を通ることも大変ですし、血液をろ過処理する腎臓にとても大きな負担がかかります

 

こうして、だんだん腎臓のろ過機能が低下していくと、体内の老廃物の処理ができなくなり体内に毒素が溜まる尿毒症になってしまいます。

そして、人工透析というとても大変な状態になってしまうのです。

 

まとめ

腎臓と生活習慣病

いかがですか。

今回のコラムでは腎臓の働きを中心にお送りしましたが、糖尿病との関係を知ると、「早く生活習慣の改善に取り組まなきゃ」と思っていただけたことでしょう。

 

ヒカル先生としては、毎回このように皆さんを怖がらせる話になってしまうことは大変恐縮なのですが、これも皆さんに早いうちから生活習慣を見直して大きな病気になってほしくないからです。

 

特に腎臓はダメージを受けて機能が低下してしまうと、元に戻すことはできません。

そして末期の腎不全になると腎臓移植をするか、人工透析という選択になってしまいます。

腎臓の移植手術は適合するドナーをみつけることだけでも大変ですし誰でも受けられる治療ではありません。

 

 

では次回は人工透析について詳しくお送りするとして、今回はこの当たりでおしまいにしましょう。次回もお楽しみに。

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