アロマテラピーとは

今回ヒカル先生は皆さんに驚かれることを覚悟して、おしゃれな女性に大人気のアロマテラピーを取り上げることにしました。
40代の男性であるヒカル先生からまさか「アロマ」という言葉が出るとは、このコラムの更新を楽しみにしている皆さんにはご想像もつかなかった出来事でしょう。
まぁヒカル先生に限らず、一般的に男性の方はアロマテラピーに触れる機会は少ないと思います。
そんな男性の方に質問ですが、アロマテラピーについてどんなイメージをお持ちでしょうか?
「部屋の中に、花や果実の香りを充満させて喜ぶもの」
「いわゆる女性が好きなリラックス法や美容法のひとつ」
といった感じで奥様や恋人がアロマテラピーをやっていても、あんまり自分からやってみようとは思わなかったのでは?
しかし実はこのアロマテラピー、ヨーロッパでは10世紀ごろから民間療法として使われていました。
現代においては美容だけではなく医療の現場でも広く使われているのです。
アロマテラピーには心身のリラックス効果はもちろん、痛みを抑える作用、ホルモン分泌の調節、免疫力アップ、自律神経を整えるなど、その効果は多様です。
今回はそんなアロマテラピーについて、初級者の方でも分かりやすく効果や効能、使用方法を説明するほか、症状別にヒカル先生がおススメするアロマも紹介します。
ですので、男性の方だけではなく、アロマテラピー未経験の女性の方も楽しみに読み進めてくださいね。
アロマオイルとは

アロマテラピーは「芳香療法(ほうこうりょうほう)」、アロマオイルは「精油」とも呼ばれます。
アロマオイル、精油という文字から、「植物系の油」だと思われる方も多いのですが、実は油ではありません。
アロマオイルの原料は「植物の花びらや葉、果実、樹皮」などです。
これらを搾ったり蒸したりして植物の香り成分を集めていくのですが、植物のホルモンと言った方が良いかもしれませんね。
アロマテラピーはこのようなアロマオイルの香りをかいだり、皮膚や粘膜から身体に取り込むのですが、効果はアロマオイルによって異なります。
ここでひとつ皆さんに質問をします。
アロマオイルに使われる植物の種類は一体いくつあると思いますか?
・・・なんとなんと、200種類以上もあるのです。
でも、たくさん種類があることはよいことですが、200種類もあったら初級者の方はどれを選んだらよいものかチンプンカンプンになってしまうでしょう。
そこで今回ヒカル先生、よくある症状や悩み別に有効なアロマを表にまとめてみました。

いかがですか?
アロマテラピーはお悩みの症状に合わせてアロマオイルを使い分けるのですが、香りには好き嫌いがあるでしょう。
そのため、ヒカル先生は一つの症状に3つのアロマを紹介しましたが、ラベンダーやローズやレモンなど、よく耳にする代表的なアロマを中心にピックアップしてみました。
しかも、初級者の方は「色々な症状に効くマルチなアロマが欲しいな~」と思われるでしょうから、そんなご期待にも応える表にもなっております。
中には初めて耳にするアロマもあると思いますが、皆さんのお好みの香りがこの中にあると良いですね。
アロマテラピーの方法

基本的なアロマテラピーの方法は、香りをかぐ、スチーム(水蒸気)、マッサージ、お風呂の4つがあります。
この4つの方法でないとダメという訳ではありませんが、まずは基本的な使い方を抑えておきましょう。
<香りをかぐ>
アロマテラピーの最もお手軽な方法です。
ティッシュペーパーを4つ折りにして、アロマオイルを1~2適たらします。
そしてお部屋や寝室の枕元におくだけの簡単アロマテラピーです。
香りが消えたらアロマオイルを足すだけです。
アロマオイルのボトルをバッグなどに入れておけば、いつでも好きなとき、好きな場所で、好きな香りが楽しめます。
<スチーム(水蒸気)>
熱めのお湯にアロマオイルを足らし、アロマが含んだスチーム(水蒸気)を吸いこんだり、顔に浴びる方法です。
スチームは加湿器を使うと簡単です。
加湿器をセットするとき、お水の中にアロマオイルを数滴たらしておけば、アロマの香りにつつまれたスチームがお部屋中に充満します。
ただし、加湿器のスチームを直接浴びようと顔を近づけるときは、刺激で目が痛くなってしまいますから必ず目は閉じてくださいね。
<マッサージ>
アロマテラピーのマッサージをする場合は、アロマオイルの他にもうひとつ用意するものがあります。
それは「キャリアオイル」といって、植物から抽出される植物油です。
これはアルマオイルを取り扱っているお店で購入できます。
キャリアオイル20ミリリットルにアロマオイルを数滴混ぜ合わせ、手で優しく皮膚を塗るようにマッサージすると、首や肩のコリ、頭痛、目の疲れにとても良い効果があります。
オイルは直ぐに洗い流さず、アロマオイルの成分を身体に浸透するまでの30分、リラックスしながらゆっくりと待ちましょう。
<お風呂>
ただでさえリラックス効果バツグンのお風呂に、お好みのアロマオイルの香りを加えたお風呂は格別です。
40度くらいのお湯にアロマオイルを1~5適たらし、よくかき混ぜてから入浴します。
全身浴でなく足浴や手浴でも、リラックス効果や、疲労回復、寝つきもよくなる効果があります。
アロマオイルの刺激が気になる場合は前出のキャリアオイルやハチミツを大さじ1~2杯、お風呂のお湯に加えると乳化剤の代わりになって、肌への刺激を抑えることができます。
まとめ

いかがでしたか?
アロマテラピー入門編として、ちょっと興味が沸いてきた感じでしょうか。
アロマテラピーは優れた美容効果だけではなくとっても優秀な健康法です。
今までアロマテラピーを敬遠されていた方、とくにストレスや不安、緊張により眠りの問題を抱えている方は一度試してみる価値ありです。
なお、ヒカル先生は眠れないときのアロマとして、クラリセージ、ベチバー、ジャスミンの3つを紹介しましたが、他にもフローラル系のラベンダーやゼラニウムもおススメです。
これらのアロマの香りをかぐと、脳がリラックスし深い眠りに誘う効果があります。
最も簡単な方法は、ティッシュペーパーにアルマオイルを数滴たらして枕元に置くだけですから、アロマさえ買ってくればすぐに試すことができます。
最後に、アロマオイルはどこで購入したら良いかというと、雑貨店やインテリアショップ、コスメショップなどで取り扱っています。
もちろんアロマ専門店でしたら品ぞろえも豊富です。
ですが、100均ショップなどに売っている安いアロマオイルはおススメできません。
なぜなら、自然の原料ではなく人工的な成分だったり、複数の成分を混ぜ合わせた「なんちゃってアロマ」だからです。
本来のアロマオイルは数千円しますが、せっかくアルマテラピーを始めるのですから、ここはピュア&ナチュラルと呼ばれる100%天然の物を選びましょう。
そしてアロマテラピーに慣れたら、お好みのアロマオイルを組み合わせてオリジナルの香りを楽しんでみても良いですね。
あっ、注意することがありました!
天然のアロマオイルの原液は、絶対に口にすることはお止めください。
また、原液を肌につけると肌が荒れることもありますので、必ずキャリアオイルで薄めてからご使用してくださいね。