動脈硬化の治療が脳梗塞・心筋梗塞の予防に

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身体のどの部分の血管でも起こる動脈硬化。文字通り動脈が硬くなる血管系の病気です。

しかし早期の治療や予防で血管を若返らせることも可能ですので、動脈硬化の原因、治療法、そして予防をわかりやすく学んで、今日からの予防に取り組みましょう。


1.動脈硬化

「動脈硬化」、最近テレビやインターネットで良く目にする文字ですね。
これは文字通り、血管の動脈が硬くなる病気です。

動脈が硬くなると血管の内側がもろくなって、おかゆのような柔らかい塊である「粥腫(じゅくしゅ)」ができてしまいます。
そうすると血管の中が狭くなったり、はがれた粥腫が血液中をただよって細い血を詰まらせてしまいます。
いわば古い水道管が汚れで詰まり、さびてはがれるのと同じ状態です。

血管の内部が狭くなると、身体に必要な酸素や栄養が十分にいきわたらず、体内の臓器や組織に不具合が起きてしまいます。

さらに進行して血管が完全に詰まってしまうと、臓器や組織に血液が流れないで壊死してしまうことも。

また血管は硬くなると、もろく破れやすくなります。

わかりやすく説明すると、血管の老化です。
悪い生活習慣や年齢を重ねると、どうしても肌にシワやシミができたり、たるんだりしてしまいます。
それと同じように血管も生活習慣や年齢とともに傷つき、弱り、しなやかさも低下します。
しかし、肌の老化と違い、血管の老化は生命にかかわる老化なのです。

肌のように人目にふれない血管は、その老化に気付かずに放置しまいがちです。

その結果、ある日突然動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳卒中・脳梗塞といった重大な病気が起こってしまうのです。


2.間接的に動脈硬化を引き起こす危険因子

悪玉コレステロールの増加は動脈硬化の大きな原因。
この悪玉コレステロールが増加してしまう間接的な危険因子はたくさんあります。

■善玉コレステロールの減少
血管にへばりついた悪玉コレステロールをはがしてくれるのが、もうひとつのコレステロールである善玉コレステロールです。
血管をクリーニングする善玉コレステロールが少なければ、悪玉コレステロールが血管内にたまっていき、動脈硬化が進行します。

 

■中性脂肪の増加
健康診断でよく問題になる中性脂肪は身体に必要なエネルギー源ですが、増えすぎると善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やしてしまいます。
また悪玉コレステロールを小さくて、密度が高い粒子の「超悪玉コレステロール」に変えてしまいます。

 

■高血圧
血圧が上昇すると、血液の圧力で血管がダメージを受けてもろくなります。
また、悪玉コレステロールが血管の壁に付着しやすくなります。

 

■肥満
内臓脂肪が多くなると、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増加し、善玉コレステロールが減少してしまいます。

 

■高血糖・糖尿病
血液の中に過剰な糖が含まれていては動脈硬化が加速していまいます。
また、悪玉コレステロールが酸化することで動脈硬化を進行させます。

 

■喫煙
タバコを吸ったからといって悪玉コレステロールが増えることはありませんが、血管がねばつき、悪玉コレステロールが付着しやすくなります。善玉コレステロールも減ってしまいます。


3.脚の痛み、もしかしたら動脈硬化かも。

「普段と同じように歩いていたら、ふとももやふくらはぎが痛くなって歩けなくなった。しばらく休むと歩けるがすぐに痛くなった。」

こんな症状がみられたら、閉塞性(へいそくせい)動脈硬化症の疑いがあります。

少し難しい病名ですが、「脚の血管にあらわれた動脈硬化」のことです。
さきほど紹介した症状は、「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」といって、この病気の典型的な症状の一つ。

最初のうちは痛みも強くなく少し休むと治まるので、一時的なものだろうと思い、脚にシップを貼りマッサージをして様子をみがちです。
ですが、これは動脈硬化による血管の詰まりが原因なのです。

動脈硬化を起こしやすい場所は、脚の付け根とふともも、すねなどの近くの血管であり、同時に数ヶ所に起こるケースもあります。

放置していると、

歩く→痛む→休む→歩く→痛む→休む、

と繰り返すようになり、次第に歩ける距離が短くなります。やがて普段でも痛みが出るようになります。

さらに進行してしまうと、脚に治らない潰瘍(かいよう)ができてしまい、脚を切断しなければならない事態になりかねません。
この病気は中高年の男性に多く、放置していると発症後5年間で2~5%の人が脚の切断まで至るといいます。

40代半ばより上の方は特に注意しましょう。


4.動脈硬化の治療

動脈硬化は、身体のどの部分の血管でも起こります。
しかし、治療・予防をすることで血管が若返りますので、すでに動脈硬化が起きていたとしてもあきらめる必要はありません。

動脈硬化の治療法として、運動療法、薬物療法、血管内治療、外科的療法を紹介します。

 

●運動療法
まずは「歩く」ことが重要です。無理のない距離を「歩く」ことで細い血管から発達し、血液の流れが改善するにつれ、長い距離を歩けるようになります。

 

●薬物療法
血液をサラサラにしたり、血管を拡げたりするお薬の作用によって、血液の流れを改善します。
症状に合わせて内服薬と注射薬を使い分けますが、抗血小板薬が多く使われます。

 

●血管内治療
狭くなった血管を直接拡げる治療です。バルーン法、ステントの挿入、アテレクトミーの3つがあります。

 

●外科的療法
人工血管や自分の静脈を使うバイパス手術により、新しい血液の道を作る手術があります。


5.動脈硬化の予防

いくら現代医学の治療方法が発達したといっても、やっぱり動脈硬化にならないのが一番です。
次に動脈硬化の予防方法を紹介しますので、食事・運動・睡眠で血管年齢を若返らせましょう。

 

●食事
トマトにはカリウムが豊富で、余計な塩分を体の外へ出す効果があります。
トマトジュースを隠し味で使うだけで減塩もできます。
また、トマトに含まれるリコピンには高い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を抑制して、動脈硬化の予防や改善ができます。

納豆には、大豆サポニンやレシチンといった、さまざまな栄養成分も含まれていますが、たんぱく質分解酵素のナットウキナーゼも含まれています。
ナットウキナーゼは納豆のネバネバに含まれていて、血栓の元となるたんぱく質を分解してくれるため、血液サラサラ効果が期待できます。
納豆は朝食という印象もありますが、実は血栓ができやすい時間は深夜から早朝にかけてです。そのため夕食の一品で納豆を食べると効果的です。

タマネギには「硫化アリル」という成分で、血栓をできにくくする血液サラサラ効果があります。
またビタミンB1の吸収をよくする働きもあり、疲労回復を早めてくれます。
ビタミンB1が多く含まれる豚肉などと一緒に料理すると良いですね。

 

●運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血管年齢を若く保つために有効です。有酸素運動は体内の脂肪を燃焼させ、さまざまな健康効果があります。

日々の習慣が大切ですので、まずは1日20分からでも背筋をピンと伸ばして胸を張って歩いてみましょう。
でも、ひざや足に負担をかけてしまうことがありますので、初めは無理のない時間や速度から始めましょう。
時間がとれないときは、通勤やちょっとした外出のときを利用して、5分や10分でも正しい姿勢のウォーキングを心掛けましょう。

 

●睡眠
体と心の疲労を回復させるためには質の良い睡眠が大切です。睡眠を十分に取ることで新陳代謝がよくなり、ストレスの耐性も強まります。
また良い睡眠をとると、良い効果がすぐに出やすいのも特徴です。

なお、睡眠不足は生活習慣の乱れを招く一因です。
不規則な生活習慣は、数年後にがんや心疾患・脳血管疾患といった重大な生活習慣病を発症させるリスクが高くなります。


6.まとめ

動脈硬化は、放っておくと命にかかわる怖い病気である脳梗塞・心筋梗塞の引きがねになります。
ですが、普段から動脈硬化を予防に取り組み、早期の内に治療すれば、それは脳梗塞・心筋梗塞の予防になるのです。

動脈硬化の予防は、食事と運動、睡眠です。
食事・運動・睡眠。どれもそんなに難しいことではありませんよね。
今日から日常生活を見直して、現在、身体の中で起こっているかもしれない動脈硬化を撃退しましょう。

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