これだけは知っておきたい新型コロナウイルスの基本

2021年は早々から全国各地で緊急事態宣言が発令される事態になってしまいました。新型コロナウイルスの脅威は皆さんもよくご存じかと思いますが、改めて基本的なことを抑えておきましょう。

新型コロナウイルスの誕生

2021年は年明け早々の1月7日の夕方、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で緊急事態宣言が発令。

続いて大阪、京都、兵庫の関西圏、愛知と岐阜、さらに福岡と栃木、合計11の都府県で緊急事態宣言となってしまいました。

新型コロナウイルスはあまりにも影響が大きく未知数な部分も多いため、ヒカル先生はこのサイトのコラムで取り上げることは控えていました。

でも流石にこの状況においては、そうも言っていられません。

そこで今回ヒカル先生は日々更新される感染者数情報ではなく、これだけは知ってほしい新型コロナウイルスの基本知識をお送りすることにしました。

まず新型ではなく従来のコロナウイルスに触れますが、こちらのウイルスならば大半の方は感染したことがあるはずです。

なぜならコロナウイルスはアデノウイルスやライノウイルスと並ぶ、風邪を引き起こす代表的なウイルスだからです。

そんな従来のコロナウイルスは4種類が知られており、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1と分類されています。

そして今回の新型コロナウイルスの感染症は「COVID-19」と命名されました。

もう少し正確に言うと、中国の湖北省武漢市で発生した原因不明の肺炎をもたらした新型コロナウイルスが「SARS-CoV-2」、このウイルスによる感染症がCOVID-19となります。

でも、これらのウイルス正式名称は別に覚える必要はありません。

ヒカル先生が注目してもらいたいところは「SARS-CoV-2」、そう「SARS」の部分です。

SARSといえば、2002年に中国の広東省で発した「重症急性呼吸器症候群」ですね。

SARSはコウモリのコロナウイルスがハクビジンを介し、人への感染を引き起こしたと言われています。

また2012年にアラビア半島で発生した「MERS(中東呼吸器症候群)」は、ヒトコブラクダのコロナウイルスが人に感染したと言われています。

SARSの致死率は10%弱、MERSに至っては30%以上の致死率という非常に危険な病気です。

このSARS、MARS、COVID-19は全てコロナウイルス由来であり、コロナウイルスはたびたび突然変異を起こして人への被害を拡大しているのです。

なお今回の新型コロナウイルスは、武漢にある野生動物を扱う市場から発生したという説がありますが、現在においても動物由来という確定的な証拠は見つかっていません。

そのため新型コロナウイルスは人工的に作られた殺人ウイルス、と言う噂話を耳にした方も多いでしょう。

でもこの噂話だって確定的な証拠はありません。

ファンタジー好きなヒカル先生はこのような話も嫌いではありませんが、今は目の前の脅威に向けて万全の対策を講じましょう。

新型コロナウイルスの症状

新型コロナウイルスは一般的な風邪やインフルエンザと同様に、感染してもすぐに発症はしません。

ウイルスの潜伏期間は1~14日、感染から5日ほどで発症する人が多いです。

またウイルスの排出量は、症状が発症する2日前から発症後3日ほどが最も大きく、発症後10日間くらいは人に感染させてしまう危険があります。

なお感染しても3~4割の方は無症状とも言われていますが、例え無症状であってもウイルスを排出しないというわけではありません。

つまり現在のコロナ渦では、どこで誰がウイルスを持っているのか、はたまた自分が感染源であっても気づかず、知らず知らずのうちに感染を広げてしまうこともあるのです。

だからこそ今は、人との接触はできるだけ避けて距離を離す、飛沫しないように小さな声で話す、とりあえずマスクをしておく、という予防ケアが重要なのです。

新型コロナの症状は、味覚・嗅覚障害が起きやすい、症状が長引きやすいことが比較的わかりやすい特徴と言えます。

通常の風邪はノドの痛み、咳、鼻水、タンと症状が進行していくことが特徴です。

またインフルエンザは、普段は感じない筋肉や間接の痛みが起こった後、急に高熱が出てきます。しかし新型コロナよりも解熱が早いことが特徴です。

それでヒカル先生は、新型コロナ、インフルエンザ、風邪、ついでにアレルギー症状を加え、代表的な症状一覧を作ってみました。

新型コロナが重症化する方は、高齢者や生活習慣病を抱えている方が多いことは事実ですが、若い人でも肥満、妊婦さんなどは重症化リスクが高いと言われています。

また喫煙者はもちろん過去に喫煙歴のある方もリスクが高くなりますので、ご注意ください。

新型コロナの検査方法

新型コロナウイルスの検査方法は主に3つありますが、その中でも「PCR検査」は誰もが自然と覚えてしまったワードでしょう。

英文字3文字で表すワードが苦手なヒカル先生でも、否が応でも覚えてしまったくらいですからね。

そして残りの二つが「抗原検査」と「抗体検査」です。

このうち抗体検査は、過去に感染したかどうかをチェックする検査です。

なお抗体検査は保険認可ではなく自由診療の検査ですので、今回はPCR検査と抗原検査に焦点を絞ります。

PCR検査と抗原検査は、ともに現在新型コロナウイルスに感染しているかどうかをチェックする検査です。

PCR検査の初期は鼻の粘膜から採取するために、専門技師が鼻の中に細い棒を差し込む必要がありましたが、現在は唾液でも可能になりました。

PCR機械がある病院ならば当日に、検査機関に委託する場合でも数日で結果が分かります。

でも検査結果は当人はもちろん、医療関係者も早期に知りたいもの。

それで30分ほどで結果がわかる抗原検査が、2020年5月に保険認可になりました。

ですが抗原検査はある程度のウイルス量が必要、PCR検査に比べ精度が低いという欠点があります。

PCR検査も万全の精度とは言えませんが、現在において最も信用できる検査はやっぱりPCR検査となります。

まとめ

昨年の1月に中国で発生した新型コロナが日本でも発見されてから、早くも丸一年が経過しました。

ここまでコロナ渦が長く続くと、いくら緊急事態宣言と言っても、不自由な外出自粛生活も飽き飽きして、友人や家族と外で羽を伸ばしたくなるでしょう。

健康な若者が、「新型コロナはただの風邪、感染しても怖くない」と言う気持ちはヒカル先生も理解できます。

しかしながら、現在においても新型コロナウイルスが収束する気配は見えません。

もし新型コロナに感染してしまうと、当人だけではなく多くの周辺の方々にも影響が及びますので、ここはもうしばらくの我慢の時ですね。

ちなみに新型コロナに感染すると、保健所から次のような指導が入ります。

1. 患者もしくは関係者へ、発症前後の行動について聞き取り調査

2. 感染拡大の可能性がある場合、患者が利用した施設に連絡が入る

3. 保健所長が施設の消毒が必要と判断する場合、消毒命令が出る

いかがですか。もし学校や会社などで感染の可能性があると、施設を閉鎖して消毒作業という事態になるわけですから、これは一大事です。

そして消毒費用は公費負担ではなく、施設の管理者が責任を負います。

もし故意に感染を拡大させた場合は、損害賠償に発展するケースもあるでしょう。

ヒカル先生が新型コロナウイルスで最も怖いと感じるところは、その異常な感染力です。

なにしろ皆さんの徹底した予防策によって、今シーズンのインフルエンザはほぼ絶命状態、それなのに新型コロナウイルスは感染を広げているわけですからね。

でも徹底的に感染予防をされている方であれば、もし感染したとしても非はありません。

毎回えらそうなことを書いているヒカル先生だって、明日には感染してしまう可能性もあるわけですから。

万一善意の感染者が出てしまった場合は、温かい目で迎える気持ちも大切ですね。

それではまだまだ先が見えない新型コロナ問題ですが、正しい知識の元、健全に立ち向かっていきましょう!