『だるい』
誰でも経験があるかもしれない、体の不調です。
でも、その「だるい」状態の原因について考えた事はありますか?
発熱、怪我、は病院を受診しますよね。
でも、これと言ってハッキリいえる症状はないのに
体が重く朝の目覚めも悪い、
疲れが取れていない、
集中力が続かず、やる気が起きない、
毎日が憂鬱で続く倦怠感、
これでは何科を受診するか悩みますよね。
最初は自分で改善方法を探したり調べたりするうちに、「だるい」事になれていって放置している人が多いです。
本来、疲れやだるさは休息によって回復します。
ですが、休んでも疲れが取れない倦怠感が続くという場合には思わぬ病気が潜んでいる事があり注意、対策が必要です。
健康な体と心を保つ為に「だるい」症状が起こる原因について知り、理解することで適切な対応が出来るようにしておきましょう。
主な だるい原因

からだが だるい と感じる原因には主に4つあります。
<肉体疲労>
多忙な日々が続き寝不足になり体に疲れが溜まり、「だるい」状態が生じます。
仕事や家事など、自分のタイミングで休めない場合の肉体疲労には精神疲労が重なり、強い不快感が伴います。
十分な休息がとれる時間を作ることが大切です。
<精神疲労>
仕事や家庭環境、友人関係などが原因でストレスがかかり、慢性的な倦怠感が現れます。
長引くと心の病気を引き起こす事があります。
日常的にストレスを溜めないよう、解消方法を見つけることが大切です。
<栄養不足>
身体には毎日必要な栄養があります。
その栄養が不足することで、倦怠感を感じることがあります。
エネルギー源になる炭水化物や、代謝を助けるビタミンB群が不足すると、倦怠感を起こしやすくなります。[
また、鉄分不足も貧血を招いて倦怠感に繋がることがあります。
肉体疲労や精神疲労が重なり食欲不振になり、栄養不足につながるもあります。
<病気の症状>
倦怠感の中には、病気の症状として現れるものがあります。
日常的に慣れて放置しがちなので、病気が進行している可能性もあります。
だるい理由が上記3つに当てはまらない場合は、放置せずにお医者さんへ相談し対処したほうが良いかもしれません。
自律神経の乱れ

「自律神経失調症」をご存じですか?
自律神経は全身の器官をコントロールする役割を持っています。
このバランスが崩れることで起こる、全身の機能に支障をきたす状態です。
自律神経を乱す要因として
・生活のリズムの乱れ
・過度なストレス
・ストレスに弱い体質
・環境の変化
・女性ホルモンの変化
などが挙げられます。
最近は、内科や整形外科などで検査をしても悪いところが見つからず精神科や心療内科など、心の病気の専門医を紹介される事も多くなっています。
だるい原因が「自律神経失調症だから」と思い込んで放置するのは、病気の早期発見を逃す危険もあるので、きちんと医療機関で診断してもらう事は大切です。
だるい症状、男性よりも女性に多い傾向

女性の社会進出が盛んになり、仕事・家事・育児と女性は精神的にも肉体的にも負担は増え続けています。
これと言って病気ではないのに、体がだるく、思うように体が動かない、疲れやすいなどの症状に悩まされている女性は次のような原因かもしれません。
<貧血>
女性には生理があるので、鉄欠乏貧血になりやすい傾向にあります。
月経の量が多い場合や食事での鉄分不足の場合に鉄欠乏症貧血になりやすく、不調が現れます。
体内の鉄分が不足すると、赤血球中のヘモグロビンが減り体内への酸素供給量が減ってしまいます。
そのため、だるい・疲れやすいと言った症状がでます。
<低血圧>
朝、体がだるくて起きれない、起きるのが辛い人は低血圧かもしれません。
体を動かす事で全身の血行が良くなり、だるさが改善されます。
だるいからと寝ているのではなく、適度な運動をしてみましょう。
血行不良は体温も下げてしまうので、平熱が低めの人もだるさを訴える事も多いです。
<便秘>
男性に比べ、女性に多いのが便秘です。
便秘になると、免疫機能でとても重要な腸機能の働きが乱れ、免疫機能が低下します。
そのため、だるく疲れやすくなります。
腸機能の低下により風邪をひきやすくなったり、食欲不振になるなど不調の大きな原因になります。
便秘の原因は、運動不足やストレスです。
また、骨盤の歪みも影響が大きいです。
<手足の冷え>
手足の冷えが、疲れを回復させるのに大事な睡眠の妨げになります。
食生活の乱れや運動不足が原因で皮膚感覚の麻痺が起こります。
皮膚感覚が麻痺すると、体温調整が上手く働かず手足が冷えてしまうのです。
だるさの予防・改善方法

食生活の改善
栄養のある食材を積極的に取り入れて、疲労回復力・自然治癒力の改善。
体力・筋力を付けて、疲れに対しての免疫のアップが期待できます。
<タンパク質>
筋肉や内臓・皮膚・骨などの身体の様々な部位を構成する重要な栄養素です。
筋肉の疲労回復にはアミノ酸が必要で、たんぱく質が分解されることでアミノ酸になり体に吸収されます。
卵・乳製品・魚介類・肉類などに多く含まれています。
<ビタミンB群>
摂取した食べ物をエネルギーに変える為の代謝エネルギーです。
ホルモンの生成、分泌、貧血改善の働きもあります。
納豆・ナッツ・カツオ・豚肉等に多く含まれています。
<ブドウ糖>
頭を使う時、甘いものを欲することありませんか?
それはエネルギーが不足しているからです。
ブドウ糖を摂取する事で、脳の疲労回復に役立ちます。
白米・パン・麺類・チョコレート・キャンディーが効果的です。
毎日の食事の支度、大変ですがお惣菜や外食でも気を付けて今の自分の体調にあった栄養素を積極的に取り入れましょう
血行改善
全身に栄養を送っているのは血液です。
ですから、血液の質も改善しないと、一生懸命食べ物に気を付けても栄養が必要な所に行き届きません。
血液の働きは栄養・熱・ホルモン・酸素を全身に送り届けることです。
体内に入ったウィルスや細菌と戦ってくれるのも血液(白血球)なのです。
血流を改善させるということは身体の細胞1つ1つを活性化させ、自己免疫力を高めること、自律神経を整えることにつながります。
血流が悪いと身体のあちこちに不調が現れます。
信号でいうと黄色です。
不定愁訴といい、病気の前触れなのです。
身体の小さな不調にも耳を傾け、血行改善に効果的な習慣を日常に取り入れる事をオススメします。
<適度な運動>
普段から運動不足の人は、身体の末端まで血液が十分に流れず血行不良となっている可能性が高いです。
生活の中で自転車や車で移動しているところを、ウォーキングに変えるだけでも十分な効果が見込めます。
普段の心がけが大事ですね。
<バランスの良い食事>
糖分、脂質過多となる食事は血液をドロドロにし、血流を阻害してしまします。
野菜や魚介、海藻類など血流を促進する食べ物を均等に摂取し、血液循環を助けることが効果的です。
もし上記を実践しても、身体のだるさが改善しないという方は、磁気治療という選択肢もあります。
磁気治療には、血行改善とコリをほぐす作用が医学的に認められていて、医療機関でも幅広い治療に使用されている治療器で家庭用もあります。
血行改善は免疫力の向上と自律神経の改善へ直結するため、長年の不調、病院に通ってもなかなかだるさが改善がないようであれば効果的かもしれません。
身体が軽く感じられる、健康的な日々を取り戻しましょう。
