西洋医学では科学的根拠なし?東洋医学や漢方における好転反応とは

好転反応とは、東洋医学や漢方の概念にある瞑眩(メンケン)反応が元となる考え方。しかし西洋医学や厚生労働省の見解では科学的根拠なしとされています。

今回ヒカル先生は、電気磁気治療器の愛好家として独自見解をお送りします。

好転反応ですか?

このサイト「磁気とカラダの保健室」で度々紹介しているヒカル先生の愛用品と言えば、そう電気磁気治療器ですね。

電気磁気治療器は厚生労働省の認可を受けた管理医療機器であり、体のコリと血行改善効果が認められています。

そのため肩や腰の痛みを抱えている、冷えなどの血行不良に悩んでいる方は、試しに電気磁気治療器を使ってみると良いでしょう。

ヒカル先生は、「電気磁気治療器を使ってみたら症状が緩和した」なんて話を聞くととっても嬉しくなります。

でも磁気は目に見えず刺激もありませんから、本当に効くのかと不安になられる方は少なくありません。

また整体や鍼灸院の施術を受けたことがある方ならば、「好転反応」の話を受けたことがあると思います。

それでヒカル先生は、「これは好転反応ですか?」という質問をされることが度々あります。

このような質問をされるということは、いつもと違う何かを感じたのでしょう。

例えば倦怠感、眠気、痛み、疲れなどですね。

確かに磁気治療器を使い始めると、好転反応と思われる症状が出てくる場合があります。

ですがこの「好転反応」と言う言葉、とても扱いが難しいのです。

そこで今回ヒカル先生は、好転反応についてどのように捉えるべきか考えてみました。

好転反応とは

東洋医学、その中でも漢方の世界で使われている言葉に、瞑眩(メンケン)反応というものがあります。

瞑眩反応は、漢方薬を服用した際に一時的に症状が悪化する現象のことです。

不調が続く期間は1~3日が一般的ですが、大病を患っている方ですと数週間続く場合もあります。

しかしこの不調は「体が良くなるための過程」と考えられており、回復の前兆とも言われています。

それで瞑眩反応よりも意味が分かりやすい言葉である「好転反応」が、一般的に使われるようになってきました。

好転反応が現れる理由は、「体に蓄積していた悪い物質や毒素が、刺激により体外に排出されるから」とされています。

これをヒカル先生が分かりやすく例えるならば、「便が出る前の腹痛」と言ったところでしょうか。

アレを出し切ってしまえば、腹痛はケロっとしますからね。

それでは好転反応についてもう少し詳しく説明しましょう。

好転反応は次に示す4段階の経過を辿ります。

1. 弛緩反応(しかんはんのう)

2. 過敏反応(かびんはんのう)

3. 排泄反応(はいせつはんのう)

4. 回復反応(かいふくはんのう)

弛緩反応 とは、筋肉がほぐれたことで起こります。

筋肉の中に溜まっていた老廃物や毒素が噴き出てきた状態であり、倦怠感や疲れなどを覚えます。

過敏反応とは、患部の組織が再生を始めるときに起こります。患部に流れ込む血流を過敏に反応して、かゆみや痛みなどを感じます。

排泄反応とは、老廃物や毒素を汗、尿、便などの排泄機能によって排出しようとする働きです。排泄を促すために水分を摂ると良いのですが、下痢には注意しましょう。

回復反応とは、今まで血行不良だった患部の血行が改善されたことによる一時的な不調です。今まで運動をしていない人が急に走ったらフラフラしたようなものですので、しばらく安静にしましょう。

好転反応はこのような段階を踏んで、徐々に回復していくと言われています。

好転反応に注意

東洋医学では、「体から悪いものを吐き出し自然治癒力を引き出す」ことが基本的な概念ですので、好転反応は体の正常な反応と捉えられています。

しかし、好転反応は全ての人に起こるわけではありません。

好転反応は体力のある若い人よりも、体力の少ない高齢者や女性に出やすい傾向があります。

多くの薬を長期間服用している人、骨格が歪んでいる人、食生活に問題がある人、疲労困ぱいの人などは、好転反応の弊害が強く出るケースが多いようです。

でも西洋医学においては、東洋医学とは異なった見解がなされています。

西洋医学では、「体調の悪化=体に合わない」という見解であり、「好転反応」という医学用語は存在しません。

厚生労働省は「好転反応には科学的根拠はない」と明言しています。

医薬品医療機器等法(薬機法)においては、好転反応という説明自体をNGとしています。

ヒカル先生が「好転反応は扱いが難しい」と感じる理由はコレなんです。

う~ん、今回は「好転反応」がテーマですが、この後の展開が難しくなってしまいました。

一時的な体調悪化は、今まで服用していなかった薬を飲み始めたときにも起こりますし、よくあることだと思うのですが・・・。

でもマッサージ等をやり過ぎたことで起こる揉み返しについては、ハッキリと好転反応ではないと言い切れます。

揉み返しは、指圧やマッサージの力の掛け過ぎ等で、筋肉を傷めてしまったことによる痛みです。

いわば筋肉の打撲ですから、怪我と同類ですね。

怪我が自然治癒力で治る過程は好転反応の過程と似ているため、施術者は好転反応を言い訳に使うケースがありますが、これはご法度ですよ。

まとめ

ここまで好転反応について語ってきたヒカル先生ですが、そろそろまとめの時間となりました。

電気磁気治療器を使い始めて体調不良が起こった場合、これは好転反応によるものでしょうか。

ヒカル先生は正直に言って、本当に悩みました。

電気磁気治療器を使うと、磁気に反応して全身の血管が拡張、血流がよくなり筋肉のコリがほぐれていきます。

ですが、体がコチコチで重度の血行不良の方が初めて電気磁気治療器を使うとすれば、今まで運動をしていない人がいきなり100mを走るようなもの。

その反動で体調が悪化する場合もあるでしょう。

ちなみに、電気磁気治療器は「1日30分を3回」が標準的な使い方です。

ですが磁気には刺激もありませんし、私達は促進される血流を見ることも出来ません。

それで初めて電気磁気治療器を使用する方は、ついつい長時間を使用するなどご自身の体力を超えた使用をしてしまいがちなんです。

そう考えると、電気磁気治療器の使用による初期不調は誤った使用法をしていたという場合が多いと考えられます。

管理医療機器である電気磁気治療器は、正規の事業者から説明を受けて、正しい使用方法を守ることがとても重要です。

よって今回ヒカル先生が色々と考えた結果、電気磁気治療器によって表れる初期不調を「磁気反応」と呼ぶことにしました。

磁気反応の予防としては、初めは短時間の使用で体を磁気に慣らしていく、心臓から遠い手や足に磁気を当てながら様子を見ていくと良いですよ。

それで磁気反応が収まれば「1日30分を3回」を試し、問題なければさらに増やしても大丈夫です。

血行が改善されるに従い、体調は上向いてくるはずですからね。

なお、電気磁気治療器を連続で使用すると安全装置が働き、熱が冷めるまで磁気が出なくなります。

適度に機器と体を休める時間は確保してくださいね。

最後に体が病気や怪我を治す過程において、ヒカル先生は東洋医学の見解は間違いとは言い切れないと思っています。

人体の働きはとても繊細で緻密に出来ています。

現在の医学において科学的根拠がないとしても、いまだ未解明なものはたくさんあります。今後の研究によって従来の見解が覆ることも珍しくはありません。

ヒカル先生は、東洋医学の好転反応の概念が西洋医学にも取り入って、新たな治療法が生まれる未来に期待しています。