関節が鳴ることは身体に良い?悪い?

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関節がポキポキと

関節がポキポキと

今回ヒカル先生は、専門家の間で長年議論を続けてきたある現象についてお送りします。

それは何かと言うと・・・

 

関節がポキポキと鳴る現象です!

あっ! 関節がポキポキといっても今回は骨折とか変形性関節症の話ではありませんよ。

やんちゃな男の子が手の指をポキポキして、「腕が鳴るぜ!」とついカッコつけてしまう方のポキポキです。

 

このポキポキがカッコいいかは置いといて、手の指に限らず関節をポキポキと鳴らすとなんかスッキリする感じがする人は多いでしょう。

しかしながらこのポキポキ、鳴らし過ぎると骨が太くなる、軟骨が削れる、神経が傷つく等と言われ、注意された経験もありますよね。

 

ヒカル先生も子供のころはお母さんによく注意されましたもの。

でも関節って自分でポキポキと鳴らさなくとも、屈伸運動をすればヒザがポキッと自然に鳴ることもあります。

ヒザだけではなく首や背骨も鳴りますし、世の中には頭蓋骨の骨を鳴らすことができる人だっています。

 

そもそもこの関節から聞こえるポキポキ音の正体は何なんでしょうか?

関節がこすれ合う音なのか、それとも筋肉や靭帯が伸長するときの音なのか、はたまた全く違うことが原因で発する音なのか。

 

この音については多くの研究者が長年研究をしていたのですが、比較的最近である2015年に発表された説が最有力と言われています。

今回ヒカル先生はその最有力の説から紹介しますよ。

 

ポキポキ音の正体は

関節がポキポキ鳴る正体は

2015年4月、カナダ・アルバータ大学のグレッグ・カウチャック博士の研究グループは、科学雑誌「PLOS ONE」に関節が鳴る理由を発表しました。

 

結論から言うと、関節内のキャビテーションと呼ばれる、関節液内の気泡が弾けるときにポキっと音がするというものでした。

風船が割れるときに大きな音が発しますが、このようなイメージをすると良いですね。

 

しかしながら、ヒカル先生もハッキリ言ってこれは意外な理由でした。

皆さんもちょっと気になってきたことでしょうから、このカウチャック博士達の研究をもう少し詳しく紹介しましょう。

 

カウチャック博士らの研究には、世界カイロプラクティック連合研究委員長であり、ご自身もカイロプラクターであるジェローム・フライヤー氏の協力がありました。

普通の人は一度指をポキっと鳴らすと20分くらいは音が鳴りません。

 

ところが、フライヤー氏は両手の指をいつでもポキポキと鳴らすことができる特別な能力の持ち主です。

カウチャック博士達はフライヤー氏の指が鳴るときに何が起きているのかを観察しました。

 

関節は骨と骨を包む関節包に覆われていますが、潤滑油となる滑液という液体で満たされています。

そしてフライヤー氏の指をケーブルにつないだチューブに挿入し、チューブをゆっくりと引っ張ったときの滑液の状態をMRIで撮影したのです。

 

そしてフライヤー氏の指がポキっとなる瞬間の映像が、長年の疑問を解き明かすことになりました。

なんと関節が急に引き離されたことによって滑液の圧力が下がり、滑液が気化したことによる気泡が発生していたのです。

 

ですが滑液内の下がった圧力は直ぐに戻り、離れた場所の滑液が流入します。

そうして気泡はポキっという音とともに弾けて無くなってしまいした。

 

この時にあの関節が鳴る現象が起きていたのです。

カウチャック博士らの研究は正式に認められたわけではなく、まだまだ議論の余地はあるそうですが、MRI画像だけではなく動画も撮影されています。

 

おそらくこれでファイナルアンサーになることは間違いないでしょう。

 

関節を鳴らすことの影響は

関節を鳴らす事の影響は?

ポキポキ音の正体が関節内に発生した気泡が弾ける音とは、皆さんも予想だにしていなかったことでしょう。

そうすると、今まで指をポキポキ鳴らすことは良くないという説は一体どのような見解になるでしょうか。

 

それは現在・・・指の関節であれば鳴らしても問題ないと考えられています。

なにしろカイロプラクターであるジェローム・フライヤー氏は、これまで数えきれないほど指をポキポキ鳴らしていますからね。

 

ですが指のポキポキは問題ないとしても、全身の関節全てが問題ないという見解ではないのです。

ここはとても重要なことですから、ヒカル先生はもう一度繰り返しますよ。

 

指のポキポキは問題なくとも、全身の関節全てで良いわけではありません。

とくに首や腰の関節をポキポキ鳴らすクセがある人は要注意です。

 

首や腰の関節はいわゆる背骨であり、背骨のすぐ脇には大きな神経が通っています。

気持ち良いからと安易に首や腰を捻ってポキポキと鳴らしてしまうと、神経を傷つけて身体が不自由になりかねない危険があるのです。

 

でもカイロプラクティックの施術でポキっと鳴ることがありますし、普段の動作で背骨がポキっと鳴ることもありますよね。

このような場合のポキポキはそんなに気にすることはありません。

 

同じポキポキでも、自己流でわざと鳴らすのと、不可抗力で鳴るのは全く違います。

例えばカイロプラクティックや整体で骨格の歪みなどを矯正する場合を考えてみましょう。

 

プロが行う施術は、関節を鳴らすことが目的ではなく身体の歪みを矯正することが目的です。

この施術でボキっと大きな音が鳴ったとしても、それは「鳴らした」というよりも「鳴ってしまった」状態です。

 

またカイロプラクターや整体師は、骨格や筋肉に対するプロですから、関節が鳴ったとしても神経を傷つけるような危険はまずありません。

 

ヒカル先生はぎっくり腰をやってしまったときに、知り合いから腕の良い整体師を紹介してもらい施術を受けたことがあります。

そうするとそれまでは痛みでちょっと動くことも困難だったのに、その場でスタスタと歩くことができてしまいました。

 

整体師曰く、「歪んだ骨盤の位置を矯正して、緊張していた筋肉をほぐした」とのこと。

ですが、カイロプラクターや整体師と言っても、なかには素人同然の人もいるかも知れませんから、評判がよく信頼のおける方にやってもらいましょう。

 

まとめ

関節を鳴らす事の影響は?まとめ

いかがでしたか。

今回ヒカル先生は、「関節がポキポキ音は関節内の気泡が弾ける音」という研究結果を紹介してみました。

 

骨折や変形性関節症でなければ、関節が不意にポキっと鳴っても大きな問題にはならないと安心されたことでしょう。

ですが、背骨とくに首は丈夫な部位とは言えず、厚生労働省からも急激な動きは危険というお触れも出ています。

 

首をポキポキするクセがある人は、控えておいたほうがよいでしょう。

それでは今回の最後は、骨の雑学をお送りして締めますね。

 

ヒカル先生の身体は206個の骨で構成されています。

その内訳は、頭蓋骨23個、背骨は仙骨と尾骨を含めて26個、左右の腕は64個、両脚62個、肋骨で24個、さらに胸骨が1個にその他6個というものです。

 

なぜ「ヒカル先生の身体」と限定したかというと、大人と子供では骨の数が違うからです。

206個というのは成人の骨の数であって、赤ちゃんの骨は300個以上もあります。

 

なぜ子供の骨がこんなに多いかというと、身体が成長するためには骨が細分化されていた方が都合が良いからです。

身体が成長していくにつれ骨と骨がくっついていき、大人になる頃には206個までまとまっていくのです。

 

この現象から、子供の関節は身体の骨が固まっていないためにポキポキ鳴りやすいとも言えます。

となると、昔から言われている関節をポキポキ鳴らすと、骨に影響するという骨が太くなる、軟骨が削れる、神経が傷つく等は、子供の軟らかい骨であれば十分にあり得る話です。

 

ヒカル先生は、指のポキポキは気泡の弾ける音だとしても、骨が固まる成人までは指をポキポキする行為は控えた方がよいと考えています。

 

成人前のお子様を抱える親御さんは、今まで通りお子様が指をポキポキしたら、自信をもって注意をしてあげてください。

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