筋肉痛と肩こり

最近はデスクワークが多いヒカル先生ですが、けっこうデスクワークって身体にダメージが残るんですよね。
今や何でもパソコンで作業する時代になって字を書く機会は大幅に減ったのですが、その分パソコンの画面をジッと見つめる機会が多く、40代のヒカル先生の目はショボショボしている最中です。
デスクワークが多い皆さん、座りっぱなしは身体によくありませんので30分に1回、最低でも1時間に1回は立ち上がって軽いストレッチをやった方がよいですよ。
そうしないと身体全体の血行が悪くなって筋肉に疲労がたまってしまい、筋肉痛になってしまいますからね。
・・・あれっ?「運動をしていなくても筋肉痛?」
という声が聞こえてきました。
確かに、筋肉痛って普段運動をしていない人が急に運動をして、筋肉を無理に使った後に起こります。
筋肉痛の痛みは、運動をしたときに「乳酸」という痛みを発する物質が体内に溜まって引き起こすのですが、「肩こり」だって筋肉痛と同じ現象なのですよ。
あれっ?今度は
「なんだ、肩こりか」という声が聞こえてしまいました。
皆さん、肩こりをバカにしてはいけません。
確かに「こり」という語呂のひびきが可愛らしいこともあり、何かと軽くみられがちです。
ですが、コリコリした筋肉が発する痛みは、ひどい頭痛やめまい、時には吐き気をもよおすことさえあるのです。
ちなみに接骨院・整骨院を受診する方の悩みで、腰痛と並んで多いのが肩こりです。
特に女性は肩こりに悩んでいる傾向があり、男性は100人あたり6名に対し女性はその2倍の100人あたり12名が肩こりとのデータがあります。
この理由としては筋肉の量が男性よりも少ない、冷え症のために血行が悪いことが考えられます。
肩こりのメカニズム

スポーツ選手の身体はとても美しいですよね。
特に男性のアスリートの上半身は逆三角形であり、ヒカル先生も思わずみとれてしまうほどです。
この逆三角形の身体ですが、それを形とっているのが肩周りの筋肉です。
肩の筋肉は表層に僧帽筋(そうぼうきん)や三角筋、深層部に肩甲挙筋(けんこうきょきん)や棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)などの大きな筋肉があります。
なぜ大きな筋肉が肩周りにあるかというと、それは重い頭と両腕を支える支柱となる部位であるからです。
つまり、肩周りの筋肉はつねに頭と腕を支えていることになりますので、とくに運動をしていなくとも大きな負担が掛かり続けています。
ですから男性に比べ筋力が弱い女性は肩こりになりやすいのですが、この仕組みについてもう少し詳しく説明しましょう。
筋肉に疲労がたまると、「乳酸」という痛みを発する物質が発生することを先ほど説明しましたが、筋肉の緊張が続くと次第に筋肉は硬くなっていきます。
そうすると血液の循環が悪くなってしまい、乳酸や老廃物が排出されにくくなります。
これが肩こりのメカニズムです。

つまり、肩こりを解消するためには、まずは血行を良くし、コリ固まった状態の筋肉をほぐしていく必要があるのです。
磁気の効果

やっと前準備が整ったところで、今回のタイトルにもある議題に取り掛かりますよ。
そう、「なぜ肩こりには磁気が効果的なのか」です。
磁気を使った肩こり解消法といえば、誰しも思い浮かべる製品がありますよね。
はい、〇ップ〇レキバンです。
他にも磁気ネックレス・ブレスレットなどもありますよね。
ちなみに先日の平昌オリンピックでは、ある日本代表選手の首元にあった磁気ネックレスをヒカル先生は見逃しませんでした。
これはある有名スポーツメーカーから販売されている磁気ネックレスですが、アクセサリーとしてもかっこよく、女性用にも合うようにかわいいおしゃれなデザインでした。
ではここでヒカル先生のワンポイントアドバイスです。
〇ップ〇レキバンや磁気ネックレスは永久磁石と言う固形の磁石を加工して使われますが、磁石の種類にはいくつかあって、一般的に使われる磁石はフェライト磁石とネオジム磁石の2種類です。
フェライト磁石とは広く普及している一般的な磁石であり100均ショップでもよく売られている磁石です。
磁力自体は弱いので治療用には適しません。
一方のネオジム磁石は、世の中にある磁石で最も強力な磁石です。
あまりにも強い磁力のため取り扱いに注意が必要なこともありますが、ハイブリッドカーや精密機械、医療機器等、幅広い用途に使われています。
治療用の磁気製品を選ぶうえでのポイントはなんといっても磁気の強さです。
磁気製品の歴史は古く多くのメーカーから多くの製品が開発、販売されていますが、安価な製品と高い製品では使用している磁石の種類と数が違います。
ですので、安い製品は安価なフェライト磁石を使用していたりネオジム磁石でも使っている磁石の数が少ないというような理由があるのですよ。
では、ここでヒカル先生、皆さんに聞きたいことがあります。
この際ですから、ヒカル先生に気を遣わずにハッキリと正直に言ってください。
磁気って本当に効くのかな~?
と思っていませんか?
・・・・・・・・・
ありがとうございます。皆さんの心の声が聞こえました。
やっぱりこのサイトの読者の皆さんは、磁気の効果を実感されている方が多いですよね。
ヒカル先生はここまで読み進めていただいた皆さんの気持ちをスクロールで感じました。
そうなんです。
磁気を使った治療器は管理医療機器として「医薬品医療機器等法」という法律でしっかりと管理されていて、「血行の改善とコリをほぐす」という効果が国から認められているのです。
この磁気の効果は、多数の大学や企業の研究機関で臨床データを取りながら検証されているのですが、諸説があります。
その中でもアセチルコリン分解抑制・一酸化窒素増加説を指示するエビデンスが集まってきています。
これは「磁気により血管を拡張させる物質が増加して血行が改善し、老廃物が洗い流されこりが良くなる」という説なのですが、
1,磁気をかけると、コリンエステラーゼの働きが弱まり、分解されるアセチルコリンの血管に作用する量が増えます。
2,アセチルコリンはその量に比例して、血管拡張物質である一酸化窒素を増加させます。
3,血管の内皮で増加した一酸化窒素は、血管の筋肉である血管平滑筋に作用し、血管を弛緩・拡張させ、血液の流れを良くします。

と、このような学説になるのですが、化学物質の名前ばっかりでチンプンカンプンの話になってしまいましたね。ごめんなさい。
でも、ヒカル先生がはっきり自信を持って言える事は、長年の積み上げられた多数の臨床データから「磁気は血行を改善しコリをほぐす」ことは間違いないって事です。
まとめ

いかがでしたか。
今回は肩こりと磁気の効果についてお送りしました。
磁気は目に見えないこともあり、その効果を疑問視する声もありますが、〇ップ〇レキバンは販売から40年以上もの歴史があります。
国からもちゃんと効果効能を認められていますので、まずはご自身で使ってみてその効果を確かめてみると良いですね。
でも、ヒカル先生がよく相談を受ける内容に、「〇ップ〇レキバンや磁気ネックレスで痛みは軽くなるけど、やっぱり痛みが残る」ということがあります。
では今回のコラムの最後に、この理由を説明しますね。
それは、いくら強力な永久磁石のネオジム磁石でも、磁場の届く範囲には限界があるからです。
肩には表層面の筋肉の下に深層面の筋肉がありますが、きつい痛みの肩こりは表層面の筋肉だけではなく深層面の筋肉もこっています。
ネオジム磁石の磁力は表層面の筋肉をほぐすことは出来るのですが、さすがに深層面の筋肉までは磁力が届きません。
これは簡易的なマッサージでも同様であり、深層部にある筋肉をほぐすことはとても大変なのです。
無理やり力いっぱいにマッサージをしてしまうと、筋肉や神経などの組織を痛めてしまうこともあります。
ですから、大元の痛みが深層部の筋肉によるコリである方には、ネオジム磁石の治療では物足りないと感じてしまうのです。
このような方の場合は、ヒカル先生もお世話になっている電気磁気治療器を使いましょう。
電気磁気治療器が発する磁気は、「交流磁気」と呼ぶのですが、永久磁石に比べ磁場が届く範囲が段違いです。
なにしろ、腰に電気磁気治療器を当てて磁気を当ててみると、反対側のお腹側にも磁気が貫通して届いてしまいます。
お腹に磁石を当ててみると、腰から届いた磁気を感じて、磁石がブルブル震えるほどです。
あっ!もちろん磁気が貫通と言っても、身体に刃物が入るわけではありませんから、痛みはもちろん不快な感覚もありませんのでご安心くださいね。
ヒカル先生はお陰で肩こりは全くないのですが、筋肉痛になりそうなときに電気磁気治療器を30分当てておくと筋肉痛も最小限に抑えられます。
でも、ヒカル先生の話を鵜呑みにするよりも、ご自身で効果を確かめてみた方が話は早いですよね。
そんな方はこちら↓をどうぞ。