平成30年8月12日
最後の平成の元号となる2018年、お盆前の日曜日である8月12日にヒカル先生は急にある思いに駆られました。
それは・・・ゼロ磁場に行きたい!
このサイト「磁気とカラダの保険室」の名の通り、磁気と健康にまつわる面白くてタメになるコラムを提供することが使命のヒカル先生ですが、そろそろヒカ ル先生の身体に天然の磁気をチャージしなくてはならない時期がきたのでしょ う。
むしょうに身体が磁気を求めています。
そうとなれば実年齢よりもはるかに血管年齢と気が若いヒカル先生。
下準備もそこそこに、お気に入りのリュックサックにペットボトルのお茶とタオルを詰め込んで、スマホを片手にマイカーで現地に直行です。
それで今回のコラムでは、皆さんにゼロ磁場に関する豆知識をお送りしながら、
ヒカル先生が行ってきたゼロ磁場の紹介ですよ。
ゼロ磁場とは
皆さんも良くご存じの通り、地球は大きな磁石です。 北極にはS極、南極にはN極があり、地球の表面をそっくり覆う磁場が存在しています。
私達は磁場を見たり感じる事はできませんが、方位磁石を使うことで磁場の存在を確認することができます。
また渡り鳥が数千キロメートルの旅をしながらも正確に目的地にたどりつけるのは、磁場を感じるセンサーがあるからとも言われています。
そんな地球の磁場ですが、プラスとマイナスの磁場が地表でぶつかり合い、互いの強い磁場がせめぎ合っている場所が存在します。
それがゼロ磁場です。
ゼロ磁場と言っても磁場がない場所ではなく強い磁場を発している場所のことですからね。
このゼロ磁場に足を踏み入れると、地球のエネルギーを肌に感じるためか不思議な気分に包まれます。
また東洋医学でいう「気」も周囲に満ち溢れており、ゼロ磁場に行くと病気がよくなるという方も珍しくないほどのパワースポットなのです。
でもそんな凄い場所なら行くだけでも大変なのでは? と思いませんか。
ところがこのゼロ磁場、意外かも知れませんが皆さんが一度は行った事があるかもしれない場所にあります。
ちょっと下図の赤い線をみてください。

図 : Wikipediaより引用
この赤い線は、西は九州から、四国、紀伊半島、中部地方、関東地方と東西に渡る中央構造線という約1000キロメートルに及ぶ大断層ですが、不思議なことにゼロ磁場はこの中央構造線と沿うように存在しています。
それでは誰もが知っているほどに有名なゼロ磁場をいくつか挙げてみましょう。
伊勢神宮(三重県)
諏訪大社(長野県)
高野山(和歌山県)
日光東照宮(栃木県)
豊川稲荷(愛知県)
箱根神社(神奈川県)
高尾山(東京都)
いかがですか? 皆さんも修学旅行や家族旅行で行ったことがある場所が並んでいるでしょう。
他にも「長野県の分杭峠」がとくに強いゼロ磁場パワースポットとしてテレビで取り上げられたことで一躍有名になりました。
でもヒカル先生は千葉県住まいですから、千葉県にもゼロ磁場はないかと探してみたところ、やっぱりあの場所がゼロ磁場だったんです。
その場所とは、千葉県香取市にある全国約400社の香取神社の総本山、香取神宮です!
香取神宮はあの伊勢神宮、鹿島神宮と並び称されるほどの格式高い神社です。
しかも、この香取神宮から直線距離にして10キロメートルほど所に鹿島神宮もあるではないですか!
もちろん同じく鹿島神宮もゼロ磁場です!
鹿島神宮は茨城県の鹿嶋市に所在しますが、千葉県と茨城県の堺となる利根川を渡ればすぐそこです。
という訳で、今回のヒカル先生のゼロ磁場巡りは香取神宮と鹿島神宮に決まりです!
香取神宮と鹿島神宮の要石
香取神宮が祀る神様は、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)、
鹿島神宮が祀る神様は、武甕槌大神(たけみかづちのかみ)です。
この二人はあの天照大御神の命を受けて出雲の国に天降り、国譲りの交渉を成就したという神話があります。
このように香取神宮と鹿島神宮は歴史的に密接な関係があるのですが、両社にはある共通したものがあるのです。
それは・・・「要石」です。
この要石にはある伝説があるのですが、本堂と並びもっともゼロ磁場のパワーが強い場所と言われています。
そこで今回ヒカル先生は香取神宮と鹿島神宮の要石を中心に紹介します。
< 香取神宮 >

香取神宮の大鳥居

表参道を歩くこと数分で要石の案内が

多少の坂道と階段を上りますがほどなく要石に

こちらが香取神宮の要石です

香取神宮の要石説明
この地域はかつて地震が多く、地中に住み着いたオオナマズが原因とのこと。
香取、鹿島の大神はオオナマズを捕まえ、香取神宮はナマズの尾を抑えています。
< 鹿島神宮 >

鹿島神宮大鳥居

表参道を真っすぐ進み、奥宮のさらに奥に進むとナマズの頭を押さえる武甕槌大神(たけみかづちのかみ)の石像があります。

鹿島神宮の要石

鹿島神宮の要石は凹状ですので、小銭がはまっていますね

鹿島神宮の要石説明
いかがですか。香取神宮と鹿島神宮の要石の写真から、皆さんにもゼロ磁場のパワーがひしひしと伝わりますでしょうか。
ちなみにこの二つの要石ですが、水戸黄門の時代から地震を抑える妖石伝説があり、伝説では一つの大きな石と言われています。
要石は地中深くでつながっており、鹿島神宮の要石の下ではオオナマズの頭、香取神宮の要石の下ではオオナマズの尾を押さえている事で地震を防いでいるとの事。
また二つの要石は凸凹の形で対の関係にもなっていることも興味深いですね。
ヒカル先生が訪れた2018年の8月12日は曇りの日でしたが、この要石のある場所は一段とヒンヤリとした澄み切った空気を感じました。
おそらく昔の人も知らず知らずのうちにゼロ磁場のエネルギーを感じていたのでしょうね。
ちなみに、要石のある場所は広い境内の森の中にあるので、ちょっとわかりづらいかも知れません。
実はヒカル先生、過去に2回香取神宮にお参りしたことがあるのですが要石は見逃してしまいました。
車で行く場合、香取神宮はいくつかの無料駐車場があるのですが、要石を見逃さないためには表参道商店街近くの駐車場を使うと良いですよ。
香取神宮と鹿島神宮と息栖神社
皆さんも千葉県と茨城県にある香取神宮と鹿島神宮に行ってみたいと思われたことでしょうから、さらにもう一つのおすすめスポットも紹介しましょう。
それは茨城県神栖市にある「息栖神社」です!
息栖神社は香取神宮、鹿島神宮に比べれば知名度も低く規模も小さな神社です。
ですが、香取神宮、鹿島神宮、息栖神社は東国三社と呼ばれ、なんと伊勢神宮に参拝するほどの御利益を得られると言われているのです。
もちろんヒカル先生も息栖神社にお参りをしてきましたよ。
< 鳥栖神社 >

大鳥居の右側の石柱には東国三社息栖神社とあります。
この息栖神社ですが、下道でいくと香取神宮から鹿島神宮に向かう中間にあります。
距離でいうと、香取神宮~息栖神社は約15キロメートル、息栖神社~鹿島神宮は約10キロメートルといったところですが、この三社を結ぶトライアングルでは不思議なことが起こるパワーゾーンと言われています。

この千葉県、茨城県にまたがった地域は太平洋と霞ヶ浦に挟まれた水郷地域ですので、地震だけではなく水害の危険もありそうな地域ですが、東日本大震災ではこの当たりで被害は止まったそうです。
これはゼロ磁場を要する東国三社のご加護かもしれませんね。
まとめ
今回のヒカル先生による千葉県と茨城県のゼロ磁場巡り報告は以上となりますが、ヒカル先生はゼロ磁場で磁気をチャージしたお蔭か、このところずっとエネルギーに満ち溢れている感じがしています。
皆さんにもこのエネルギーが伝わるとヒカル先生はとっても嬉しいです。
最後にもう一つおススメスポットを紹介すると、香取神宮のお隣の成田市にはこれまた有名な寺院である成田山新勝寺があります。
東国三社を巡ってもまだ時間がある方はこちらも行ってみても良いですね。
では、まだまだ暑い日が続きますが皆さんも磁気をチャージして元気に過ごし てください!