ヒカル先生の不覚

もう終わったことをクヨクヨしても仕方ないのですが、この度ヒカル先生は大変な不覚を取ってしまいました。
ヒカル先生の数少ない自慢は健康なのに、なんと風邪をひいてしまったのです。
このサイトで皆さんに健康情報を発信している身でありながら、なんという失態でしょう。全くもって面目有りません。
幸いにも風邪の症状は軽く今はなんともありませんが、風邪をひいてしまった原因を考えると思い当たる節がいくつかあります。
一番可能性が高いのは、「埃」です。
ヒカル先生はちょっとした工作物の撤去作業をしたのですが、埃と一緒に風邪ウイルスを取り込んでしまったかも知れません。
さらにその作業の後に雨が降り始めましたので、体を冷やしてしまったことも悪かったのでしょう。
朝に目が覚めたらノドの痛み、次の日には鼻水、しばらく経つと咳が出始め痰がからんできました。
いかにも典型的な風邪の進行を辿り、まさしく風邪らしい風邪でしたよ。
ヒカル先生の風邪のピークは9月の土日祝の3連休、せっかくの3連休でしたがゆっくりと休むと腹を決めて、電気磁気治療器をフル活用しながら体力回復に努めました。
お陰様で体力はメキメキと回復し現在は絶好調です。
ところで、皆さんが風邪をひいたときはどうやって治しますか?
病院でお医者様の治療を受ける、処方箋薬や市販薬を飲む、またはひたすら寝るなんて方もいらっしゃるでしょう。
風邪の治し方は人それぞれですが、確実に言えることがあります。
それは何かと言うと、「風邪はお医者様でも治せない病気」なのです。
風邪の治療

皆さんのこれまでの経験から、症状からしてこれは風邪だろうと言う予測はつきますよね。
前章でヒカル先生は「典型的な風邪」、「風邪らしい風邪」との表現をしておりますが、「ノドの痛み」、「鼻水」、「咳」の3つが代表的な風邪の症状です。
「ノドの痛み」、「鼻水」、「咳」がこの順番通りに、2日間(48時間)以内に揃って発症した場合は、まず風邪で間違いないと思って差し支えありません。
風邪は鼻やノド(上気道)にウイルスが感染すると発症しますが、ライノウイルスやコロナウイルスなど200以上もの風邪ウイルスが存在します。
そのため、風邪の原因となったウイルスを特定することはとても困難、いや現実的には不可能です。
でも、感染したウイルスの種類が分からなくとも、1週間から10日も経てば風邪の症状は軽くなり、そのうちに治ってしまいますよね。
この際ですから、ヒカル先生はハッキリ申し上げましょう。
お医者さんは心の中で、「辛い症状の中で病院に来るよりも、市販の風邪薬を飲んでゆっくり休んでいた方が良いのに・・・」なんてことを考えているはずです!
なにしろ病院を受診して風邪薬をもらっても、その薬は風邪を治すわけではありません。
風邪薬は、「熱を下げる」、「鼻水を止める」、「咳を止める」などの辛い症状を抑えるための薬なのです。
風邪薬に含まれている成分は、処方箋薬でもドラッグストアで買える市販薬でも大差はありません。
でも、抗生物質は市販されておりませんので、「抗生物質をもらうために病院に行く必要があるのでは?」と思った方もいらっしゃるでしょう、
しかしながら抗生物質は細菌をやっつける薬ですので、ウイルスが原因である風邪には効果は無いのです。
もしお医者様が抗生物質を処方されるとしたら、体力低下時に二次的な細菌感染をしやすいので、これを防止する目的があるのでしょう。
他に考えられる事として、抗生物質を出しておくと患者さんの満足度が高い、と考えるお医者様もいらっしゃるかも知れませんね。
このように、現代医学においても風邪を本当に治す薬は開発されていなく、現在の風邪薬は対症療法でしかありません。
これが、「風邪はお医者様でも治せない病気」の理由です。
風邪を治すのは私達に備わっている免疫システム、いわゆる自然治癒力が発揮された結果なのです。
となれば、「風邪をひいても病院に行く必要はない」とおっしゃる方がいても、それはもっともな意見です。
病院を受診した方が良い場合

本当の風邪ならば病院に行かなくても自然と治りますが、実は風邪ではなく違う病気だったという場合もあります。
代表的な事例はインフルエンザです。
風邪とインフルエンザはともにウイルスによる感染症ですが、風邪とは違いインフルエンザの場合は特効薬が開発されています。
インフルエンザの特効薬は初期に処方するほど効果は高まりますから、高熱が出た場合はなるべく早く病院を受診しましょう。
ちなみに高熱が出る理由は、体内に侵入したウイルスと戦う免疫細胞(白血球)を活性化するためです。
インフルエンザのような強いウイルスに感染したときほど、体は体温をより上げて対抗しますので、インフルエンザにかかると風邪よりも高熱が出てしまうのです。
なお高熱が出ると体は辛いものですが、あのガン細胞は熱に弱いという弱点があります。
そのため、インフルエンザはガンの予防になるとおっしゃるお医者様もいる位ですよ。
次に、紛れもない風邪でも、風邪の治り際に症状がぶり返したときは注意が必要です。
風邪ウイルスと戦ったばかりの身体は、自分で思うよりも体力が消耗しています。
免疫細胞の白血球達は風邪ウイルスとの戦いで傷つき減っておりますので、一時的に身体の免疫力が著しく落ちています。
そうすると細菌に感染してしまったり、別の風邪ウイルスに感染してしまう危険が高まるのです。
そのため、ぶり返しの風邪は最初の風邪よりも症状がひどくなってしまうことが多く、肺炎などの危険な病気に進行してしまうこともあります。
ぶり返しの症状が重いときは、「風邪なら病院に行かなくても良い」なんて言わずに、お医者様にしっかりと診てもらいましょうね。
まとめ

いかがでしたか。
今回はヒカル先生の不覚により風邪をひいてしまったことがきっかけで、皆様にこのコラムをお送りすることになりました。
でも、皆さんの参考になれば、ヒカル先生は風邪をひいたかいがあったというものです。
なおヒカル先生の風邪は症状が軽いこともあり、今回は病院を受診せず市販薬も飲みませんでした。
熱は平熱とほとんど変わらず、関節の痛みもなく、食欲も全く落ちませんでしたからね。
このように軽く済んだのは、日頃から電気磁気治療器を始めとする健康法に取り組んでいる結果でしょうか。
それではここで、いつもの電気磁気治療器のススメ・・・で締めるところですが、今回に限っては説得力がないかも知れませんね。
残念ですが今回は自重して、別の話で締めくくるとしましょう。
実はヒカル先生、このコラムを書いているうちに大変なポカをしていた事に気が付きました。
おそらくこのポカが原因で、風邪ウイルスを招いてしまった可能性が高いです。
それは何かと言うと・・・「鼻毛」です!
鼻毛はフィルターの役目があり、埃はもちろん、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入することを防ぎます。
また、男性はホルモンの関係で鼻毛が伸びやすく1ヵ月で5ミリほど伸びていきますから、適度にカットすることは最低限のマナーですね。
でもヒカル先生は、タブーを侵してしまいました。
正直に告白しましょう。
40代を過ぎたヒカル先生は、鏡で自分の顔を眺める機会は髭剃りくらいですが、そのときに白い鼻毛を数本発見してしまったのです。
白い鼻毛は病気でもなく自然な老化現象ですが、ショックを受けていないと言えばウソになります。
それでヒカル先生、白い鼻毛を根本からカットしてしまいました。
しかも風邪をひいた日と思われる、工作物の撤去作業をした日の前日に!
つまりヒカル先生の鼻はフィルターを外した状態と同じですから、風邪ウイルスを始め様々な雑菌を取り込んでしまいます。
これではいくらヒカル先生でも、風邪をひいても不思議ではありません。
まぁ、これは自業自得って言われても仕方がありませんが・・・
それでは、皆さんに限ってこのようなポカをすることは無いと思いますが、ヒカル先生のポカが皆さんの教訓になれば幸いです。