みぞおちがズキズキ、キリキリ・・・

本日は12月21日、2018年もついに残りわずか10日です。
子供達は間もなくやってくるクリスマスや冬休み、そしてお正月というビッグイベントが待ち遠しく、寒さも吹き飛ばすほど元気一杯なことでしょう。
そのウラハラにご家族や世の中のために働いている社会人は、年末の慌ただしさに加えて忘年会などの付き合いもあり、今まさに心身の疲れがピークを迎えているころではありませんか?
さらに今年2018年は12月に入っても気温が20度を超える暖かい日があったと思えば、一転して真冬の寒波が襲ってきます。
これではヒカル先生のような健康マニアであっても、さすがに良い体調をキープし続けることは並大抵のことではありません。
実はここ最近、ヒカル先生もお腹の中心、いわゆる「みぞおち」と呼ばれる部分がズキズキ、キリキリと言った鈍痛を感じていました。
皆さんも寒さやストレス、または飲み過ぎや食べ過ぎなど原因は色々ですが、ヒカル先生と同じようにみぞおち当たりに痛みや違和感を覚えている方は多いことでしょう。
それでヒカル先生はこのようなみぞおちの痛みを抱えている人のために、今回のコラムをお送りすることにしましたよ。
なお、みぞおちが痛いと言ってもすぐに治まる場合もありますし、はたまたそれは病気のサインである可能性もあります。
なにしろ、みぞおち当たりには心臓、胃や十二指腸、胆のう・胆管も含めた肝機能、それにすい臓などの臓器が重なり合っていますから、病院で精密検査を受けなければ本当の原因はわかりません。
ですが、よくある症状や要因を挙げていけば、皆さんの思い当たる節があるかも知れませんよね。
そこで今回ヒカル先生は、みぞおちが痛むことで考えられる病気の特徴を広く浅く挙げていきますよ。
でもお通じでスッキリするようなものは除外しますからね。
みぞおちが痛む原因 胃腸の場合

みぞおち当たりが痛む場合は「胃腸」が原因というパターンが一般的です。
それでは、まずは主な胃腸系トラブルから紹介しましょう。
胃液は「胃酸」と呼ばれるように強力な酸ですが、健常な胃は粘膜によって保護されています。
ですが口から胃への通り道である食道は粘膜で守られていませんので、胃酸を浴びれば炎症を起こしてしまうのです。
主な症状は胸焼けや喉の痛みですが、みぞおちが痛むこともあります。
逆流性食道炎は暴飲暴食、強いストレスを浴びたときに起こりやすいので、一時的なものと放置しがちです。
ですが逆流性食道炎が頻繁に起こる場合、他の深刻な病気が隠れている可能性がありますので注意が必要です。
そうすると胃の粘膜が炎症を起こす胃炎となります。
胃酸が過剰に分泌される原因は、暴飲暴食、辛い食べ物、コーヒーの飲み過ぎ、ストレスのほか、ウィルスや食中毒などです。
食事を抜いてしまうと胃が空になる時間が増えて、さらに胃酸で胃の粘膜を荒らすことになります。
急性胃炎の場合は2~3日は消化の良い食べ物にするなど、胃に優しい食生活が大切です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍ともに出血により嘔吐物に血が混じる場合がありますが、十二指腸は胃よりも壁が薄く出血しやすい部位です。
差し込んでくる痛み、うずくような痛み、焼けるような痛みという表現が使われるほどの強い痛みが起こり、一般的な症状は、強い胃もたれ、げっぷ、吐き気、胸焼けなどが挙げられます。
主な原因としてはピロリ菌という細菌感染、解熱鎮痛剤である非ステロイド性抗炎症薬の服用です。
虫垂炎は右下腹部が痛むことが特徴ですが、初期はみぞおち当たりに痛むことがあります。
盲腸といえば手術で切り取る病気というイメージがありますが、これはかなり進行した場合です。
初期や軽度であれば抗生物質で炎症を抑えることで回復が望めます。
みぞおちの痛みが胃腸による場合はこのような病気が代表的ですが、他には食中毒による胃のダメージ、胃けいれん、全体的な胃腸機能の低下なども考えられます。
みぞおちの痛みが長期間続くという場合は胃がんの危険があります。
40代以上の方ならば年に1回は胃カメラ検査をやっておくと安心でしょう。
みぞおちが痛む原因 胃腸以外の場合

次に胃腸以外でのみぞおちが痛む病気を挙げていきますが、ここでヒカル先生は忠告をしておきます。
これから紹介する病気はズキズキやキリキリと言ったレベルではありません。救急車を呼ぶなど一刻を争うものですから心してお読みください。
強い痛みの他にも吐き気、嘔吐、下痢を伴うことが特徴です。
さらに胆嚢炎や胆管炎になると、皮膚や白目が黄色くなっていきます。
胆石が胆のうにあるときはこれと言った症状はありませんが、早期発見、早期治療が望ましい病気です。
※胆石症についてはこちらもどうぞ
初期であれば軽い胃痛程度ですが、時間が経過するほど耐え難いほどの激痛が襲います。
なぜこのような激痛が起こるかというと、すい臓が分泌する消化酵素がすい臓自身を溶かしてしまうからです。
急性膵炎を引き起こす最も多い原因は、お酒の飲み過ぎと脂っこい食べ物です。
また胆石症と急性膵炎は密接な関係にあり、胆石がすい液の出口を塞いでしまうことで急性膵炎を発症するケースがあります。
心臓はみぞおちから近いために、心臓の痛みをみぞおちの痛みと感じることがありますが、狭心症の痛みは数十秒から数分で治まることが特徴です。
狭心症が進行すると、世界3大激痛のひとつであり命に関わる病気である心筋梗塞へと繋がります。
心筋梗塞は心臓への酸素供給が滞ったために心筋が壊死を起こしてしまうのですが、胸が締め付けられるような圧迫感が特徴です。
心筋梗塞を発症してからでは手遅れになる可能性が高いですので、狭心症の症状が現れた時点で病院に行きましょう。
※狭心症についてはこちらもどうぞ
短い強い痛みは狭心症かも? 心筋梗塞になる前に読むコラム
ちなみに世界3大激痛のもうひとつは尿路結石ですが、初期はみぞおちの痛みから始まると言われます。
そして世界3大激痛の最後はハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフさんが発症した「群発頭痛」です。
でもヒカル先生は、胆石や急性膵炎が世界3大激痛に選ばれても全く不思議ではないと思っていますよ。
まとめ

いかがでしたか。
今回ヒカル先生はみぞおちの痛みから考えられる病気を7つ紹介しましたが、後半になるほど痛みが強くて命に関わる病気になっています。
基本的には、内臓への負担が大きい生活をしているほど、怖い病気が「こんにちは」とやってくる可能性が高いことは間違いありませんよ。
なお、みぞおち当たりは複数の臓器が集まっていますので、お医者様でも判断に迷うことがあります。
そのため皆さんは、いつごろから、お腹のどの当たりが、どのくらい、どんなときに痛むのかなどを正確にお医者様に伝えるようにしてくださいね。
それでは今回はこの当たりで・・・いや、何か忘れていたような・・・
あ!そうでした!
ヒカル先生のみぞおちの痛みが心配な皆さんを放置してしまうところでした。
実はここ2~3日、ヒカル先生のみぞおち当たりにズキズキした痛みが襲っていたのですが、お腹に電気磁気治療器を当てていたらすっかり良くなってしまいました。
考えられる原因としては、ここ最近の寒さによる冷えです。
と言ってもこれはヒカル先生のドジなのですが・・・
ヒカル先生は血行が良すぎるためかあまり寒さを感じないので、寝室では暖房は使いませんし、掛け布団も秋仕様のままだったのです。
毎年12月に入ったら掛け布団を冬仕様にしているのですが、今年は12月でも気温が20度を超える日もありましたので、そのままにしていました。
もちろん今は冬仕様に変えていますし、みぞおちの痛みも消えて絶好調ですよ。
このように寒さから一時的に内臓が冷えてみぞおちに痛みが起こる場合があります。
こんな時は電気磁気治療器で血行促進すると、血液が運ぶ熱や酸素で内臓を活性化してくれますから、ヒカル先生は今回も大助かりでした。
それでは皆さん、今夜も寒いと思いますが、ヒカル先生のように身体を冷やさないようにお休みください。