水を1日2リットル飲むのは飲み過ぎ? 水中毒の危険とは

水1日2リットルは飲み過ぎ?水中毒の危険とは
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熱中症予防の基本は水分補給

熱中症予防の基本は水分補給

7月に入れば、もう少しで梅雨が明けて本格的な夏がやってきます。

 

多くの子供達にとって夏は、四季の中でもっとも好きな季節でしょう。

夏休みはもうすぐそこまで迫り、家族や友達と海や山で遊んだり、夏祭りや花火大会など楽しいイベントが目白押しですからね。

 

でも皆さんの健康を第一と考える健康マニアのヒカル先生にとっては、夏はもっとも気を付けなくてはいけない季節なんです。

なにしろここ最近の日本の夏は、全国各地で40度を超える猛暑が襲います。

 

そうなれば熱中症などで倒れてしまう人が後を絶ちません。

日中に激しい運動などをしていなくとも、ゆっくりと外を歩いているとき、はたまた家にいるときだって熱中症に陥ることがあります。

 

熱中症は体量の発汗により、体の水分を失ったときに発症します。

人体の60%ほどは水で構成されており、体重の2%の水分が無くなるとのどが強く渇き、8%だとめまいや呼吸困難、20%を失えば死に至ると言われています。

 

ですので、熱中症予防はのどの渇きを感じる前からこまめな水分補給をすることが大切ですよ。

また、水さえあればしばらくは生命を維持できることから、生物にとって「水・空気・太陽」は最も重要な3要素と言えます。

 

ちなみにヒカル先生は「磁気」を加えて4大要素と言っていますから、ぜひ皆さんも知り合いの方々にこの4大要素を教えてあげてください。

 

それでは本題に戻りまして、皆さんもどこかで「1日に2リットル以上のお水を飲むと健康に良い」と耳にしたことがありますよね。

 

いや、話だけではなく、実際に取り組まれている方も少なくはないと思います。

そんな大切な水ですが、実はヒカル先生が危惧していることがあります。

 

それは何かと言うと、「水2リットルの量はちょっと飲み過ぎでは」ということなんです。

このヒカル先生の言葉には、きっと不思議に思う方も多いことでしょう。

 

お水をガブガブと一気に飲みすぎてしまうと、「水中毒」の危険があることは意外に知られていません。

 

熱中症により救急病院に搬送される人の中には、熱中症ではなく水中毒による意識障害という場合もある位なんですよ。

それで今回ヒカル先生は、水中毒について詳しく説明することにしました。

 

お水を大量に飲むと

お水を大量に飲むと

汗を舐めると塩辛い味がしますよね。

 

これは体内の水分にはナトリウムなどのミネラルが含まれている証拠です。

大量の汗をかき続けると、体内の水分と塩分がどんどん排出されることになり、やがて血液内のナトリウムが不足していきます。

 

そしてナトリウム欠乏症による脱水症状が起こり、熱中症になってしまいます。

そのため熱中症予防には塩分補給も重要であり、水よりもナトリウムなどのミネラルが含まれているスポーツドリンクの方が適しています。

 

また熱中症を発症してしまった場合は、スポーツドリンクよりも経口補水液の方が適しています。

経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムが豊富であり、より体液に近い浸透圧のために体に効率よく吸収されます。

スポーツドリンク、経口補水液の違いについてはコチラ
熱中症を緩和する、経口補水液とは

 

では手元にスポーツドリンクや経口補水液がなくて、水だけを補給した場合を考えてみましょう。

水にもわずかにナトリウムなどのミネラルが含まれておりますが、失った塩分を補給するまでには至らず水分補給だけに留まります。

 

そうすると血液は補給した水で薄められた状態になり、血中ナトリウム濃度が低下します。

これがいわゆる水中毒であり、血中ナトリウム濃度が低下するほど危険な状態になっていきます。

血中ナトリウム濃度(mEq/Lは電解質の濃度を表す単位)

140 mEq / L前後 正常

~130 mEq / L 軽い疲労を感じる

~120 mEq / L 頭痛、吐き気やめまいなどを感じる

~110 mEq / L 精神異常、けいれん、昏睡などが起きる

~100 mEq / L 呼吸困難を伴い死に至る可能性

 

正常な血中ナトリウム濃度は140mEq/L前後ですが、136mEq/L未満で低ナトリウム血症と言う状態、水中毒のなり始めです。

軽い水中毒は疲労や頭痛などですが、重度になるとけいれんや意識障害が起こり、重度の熱中症と同じような症状が表れます。

 

どのくらいの量の水を飲むと水中毒になると言う基準はありませんが、ヒカル先生は短時間に2リットルの水を飲むことは危険だと考えています。

その理由が腎臓の処理能力です。

 

低ナトリウム血症は電解質濃度が単位なのですが、腎臓の排泄処理能力を超えた水を飲むと血中ナトリウム濃度は低下します。

腎臓が処理できる水分は1分間で16ミリリットル程度ですから、もし2リットルの水を一気飲みすると、腎臓は2時間以上もフル活動しなくてはなりません。

 

流石に2リットルも一気飲みはしないとしても、激しい運動をすれば500ミリリットルのペットボトル1本では足りなくて、もう1本飲んでも不思議ではありません。

1リットル量でも、腎臓は1時間もの処理を余儀なくされます。

 

このように、いくら健康な人でも一気飲みは体に大きな負担が掛かりますから、一口ずつ小まめに飲むようにしましょう。

そして、水だけでは血中濃度が薄まってしまいますから、塩飴などで塩分チャージも忘れないでください。

 

水中毒以外にも

水中毒以外にも

大量の水を一気に飲むことによって、ヒカル先生が危惧している弊害は水中毒だけではありません。

 

飲んだ水は口からノドを通って胃に流れ込みますが、大量の水は胃の中を満たしている胃酸も薄めます。

胃酸と言えば、食べ物を消化する重要な酵素です。

 

胃酸が薄まれば、胃での食べ物の消化が不十分のまま腸に流れることになりますから、栄養素の吸収に大きな影響を及ぼします。

薄まった胃酸のままではよくありませんから、人体は胃酸を元の濃度に戻すため、胃酸をたくさん分泌しなくてはなりません。

 

しかし!

そのころにはある程度の時間が経過していますから、腎臓での排出処理も進み、胃が内包している水分も落ち着いてきています。

 

そうすると今度は胃酸が過剰状態になって、逆流性食道炎などが起こりやすくなってしまいます。

 

逆流性食道炎は食べ過ぎてしまったときにも良く起こるアレです。

胃液は強力な酸ですから、胃液がノドを逆流すると焼け付くようなヒリヒリ感が起こり、頻繁に起こるような状態であれば食道ガンのリスクも高めます。

 

また、大量の水を飲んで胃が水浸しの状態になれば、それは胃がむくんだ状態です。

やがてその胃のむくみが足や顔など全身に広がり、様々な不調をもたらしかねません。

 

まとめ

水中毒・まとめ

いかがでしたか。

 

今回ヒカル先生は、水を大量に一気飲みをすると水中毒などが起こることから、闇雲に水を飲んでしまう行為に警鐘を鳴らしました。

皆さんの中で、「水は1日最低2リットル、健康のために水をたくさん飲もう」という常識が少し変わってきたでしょう。

 

人は1日2.5リットルの水分が必要と言われていますが、1リットル位は食事から摂取できますし、体には代謝水という働きがあり0.3リットル位の水が作られます。

 

そうすると約1.3リットルは自動的に摂取できるわけですから、汗を考慮しなければ、飲み水としては1.2リットル程度が適正ということになります。

 

このように適正な水分量は意外と少なくなります。

実際の摂取量は1日1.2リットルをベースに、その日の気温や運動量などを加味して調整するようにしましょう。

お水の健康効果についてはコチラもどうぞ
お水を飲む健康法を試すならコレを知っておきましょう」

 

最後に、今回ヒカル先生は熱中症と密接な水中毒を紹介しましたが、水中毒は夏場でなくても発症するケースが多々あります。

例えば、ダイエットによる空腹を紛らわすために大量の水を飲んでしまう場合です。

 

他にも、認知症や精神障害により「多飲症」を患ってしまった場合や、薬の副作用やストレスによりノドが異常に渇く状態になって、その結果として水中毒になることもあります。

 

このように水中毒は夏場だけの問題ではありません。

今回のコラムをご覧になられた皆さんには、周りの方々が水中毒にならないよう注意を呼びかけてもらえると、ヒカル先生はとっても嬉しいです。

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