温湿布と冷湿布の正しい使い方

温湿布と冷湿布の正しい使い方
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湿布薬がベタベタ

湿布薬がベタベタ

ヒカル先生の私事で恐縮ですが、先日に親戚の家に集まる機会がありました。

 

今回のコラムはこのときの話から始めましょう。

ヒカル先生の親戚は遠方に住んでいる訳ではなく、せいぜい車で1時間ちょっとの距離です。

 

しかし、小さいときはよく遊びに行っていた親戚の家でも、大人になると伯父さんや伯母さんのご家族とは1年に1回か2回会うかどうかになってしまいました。

そのためか伯父さん、伯母さんには、もう40代のヒカル先生でも子供のときと同じように扱われてしまいます。

 

なにしろ、いまだにヒカル先生のことを「ヒカルちゃん」と何気なく呼ばれてしまうのですから、さすがのヒカル先生でもちょっと恥ずかしいです。

でもこれはこれで、見ようによっては微笑ましい光景でしょうかね。

 

それにしても伯父さんは長年大工をやっていたこともあり、70歳半ばとは思えないほどに筋骨隆々なのですが、小さいころは大きく見えた背中も、今ではかなり小さくなってしまいました。

実際に伯父さんに聞くと、若いころに比べて7cmも背が縮んだそうです。

 

さらに伯父さんは「特に大きな病気はないんだけど、長年の大工生活で身体はアチコチにガタが来ているよ。肩や腰はずっと痛い」とのこと。

そしてその背中をみせてもらったところ、肩や腰には湿布薬がベタベタと何枚も貼っているのです。

 

それを見たヒカル先生は、ついこんな一言が!

「伯父さん、なんで温湿布と冷湿布を一緒に貼っているの?」

 

それを聞いた伯父さんは不思議そうに一言。

「医者からもらった湿布薬が余っていたから貼っているんだよ。湿布なんてどれも同じだろ?」

・・・いかがですか、皆さん。

 

今回のヒカル先生と伯父さんの会話を聞いて、次にヒカル先生が行ったことは予想がつくでしょうか。

ヒカル先生は何をしたかと言うと、伯父さんの身体から冷湿布だけを剥がしました。

 

温湿布と冷湿布の使い方

温湿布と冷湿布の使い方

パップ剤と呼ばれる白くて厚く触るとヌルっとした湿布薬は、皆さん一度は使ったことがあるでしょう。

 

このパップ剤の湿布薬は、病院で捻挫、打撲などの怪我治療を受けたときによく処方されますが、この湿布薬の色は真っ白なはずです。

ところが、ヒカル先生の伯父さんのように、慢性的な肩こりや腰痛を抱えている人が病院を受診すると、ちょっと赤みがかかった湿布薬が処方されるはずです。

 

この色の違いは製造メーカーによる違いではありません。

真っ白な湿布薬は冷やすタイプ、赤みのある湿布薬は温めるタイプなのです。

 

冷湿布は、怪我をして間もなく患部が腫れて熱を持っているとき、いわば炎症を抑える目的で使います。

温湿布は、慢性的な痛みまたはコリや冷えを感じる部分に対し、血行改善を目的に使います。

 

ここでヒカル先生の伯父さんの話に戻りますが、伯父さんは長年の大工仕事で肩や腰に痛みを抱えていますが、つい最近に痛めたわけではありません。

 

つまり慢性的な痛みであり、ここは温湿布の出番なのです。

ですからヒカル先生は、身体を冷やしてしまう冷湿布は血行不良をもたらして余計に痛みが増してしまいますので、冷湿布だけを剥がしたという訳でした。

 

皆さんもヒカル先生と伯父さんの例を参考に、ハップ剤の湿布薬を貼るときは、どれも同じだと思わないで温湿布と冷湿布を使い分けて下さいね。

 

湿布薬の成分

湿布薬の成分

次に湿布薬が身体の痛みを抑える仕組みを簡単に説明しましょう。

 

怪我やコリを生じている部分は痛みを伴いますが、それは乳酸やプロスタグランジンなどの痛みの元になる物質が生成されるからです。

湿布薬にはこの痛みの元になる物質を抑える成分(消炎鎮痛成分)が含まれており、この成分が皮膚に吸収されて血液の中に取り込まれます。

 

そして血液を通して全身に作用し、痛みを和らげるという仕組みです。

具体的にどのような成分が含まれているかというと、ハップ剤に含まれている代表的な成分としては、「サリチル酸メチル」や「サリチル酸グリコール」などです。

 

この成分は温湿布、冷湿布でも同じく含まれています。

では温湿布、冷湿布では何が違うかというと、それは温・冷の成分です。

 

温湿布を貼ると温かく感じるのは、トウガラシの主成分(カプサイシン)が入っているからです。

反対に冷湿布が冷たく感じるのは、ハッカ油やメントールなどヒンヤリ感じる成分が入っています。

ハップ剤の湿布薬の効果は長くとも8時間位で切れてきますので、朝と晩に貼りかえる方が多いでしょう。

 

しかし湿布薬の成分は、剥がしたら直ぐに消えるわけではありません。

また同じ場所をずっと貼り続けていると、皮膚がかぶれるなどの症状が発生してしまいますので、湿布薬を剥がしたら2時間位は皮膚を休ませましょう。

 

お風呂に入る30分位前に剥がし、入浴してから1時間後に貼るようにすると良いですね。

 

第2世代

湿布の第2世代

ドラッグストア等で湿布薬を探してみると、肌色の薄いテープ状の湿布薬があります。

 

これが第2世代の湿布薬です。

この湿布薬が第2世代の湿布薬である理由は、貼っても目立たない、剥がれにくいという使い勝手の良さだけではありません

 
ハップ剤の湿布薬に含まれるサリチル酸メチルやサリチル酸グリコールよりも強力な成分である「インドメタシン」、「フェルビナク」、「ロキソプロフェン」などが含まれています。

別名では「経皮吸収消炎鎮痛剤」と呼ばれます。

 

この第2世代の湿布薬も痛いところにピタっと貼るだけですから、小学生くらいのお子さんでもお手軽に使うことができます。

ですが!

 

第2世代の湿布薬には強力な鎮痛薬が含まれていますから、小さな身体の子供では思いがけないような副作用が起こることもあります。

鎮痛剤の成分が血液に取り込まれますので、胃腸、腎臓や肝臓などの臓器に障害が起こることもあるのです。

 

湿布薬と飲み薬は、薬の成分をどうやって身体に取り込むかの違いがありますが共に医薬品です。

使用の際はパッケージに記載してある使用回数や用量、注意事項をよく読んで正しい使い方をしてください。

 

まとめ

温湿布と冷湿布の使い方・まとめ

今回ヒカル先生は、温湿布と冷湿布の使い方を中心にお送りしてみましたが、皆さんの参考になりましたでしょうか。

 

お手軽な湿布薬ですが、使い方を誤ると余計に痛みが強くなったり、思いがけない副作用の危険もありますから、この機会に正しい使い方をマスターしてくださいね。

なお本格的な冬を迎えると、お手軽に身体を温められるアイテムとして、使い捨てカイロを使う人が増えてくることでしょうから、こちらにもちょっと触れておきましょう。

 

使い捨てカイロには湿布薬のように痛みを抑える成分は入っていませんが、身体を温めることで得られる血行促進は「天然の鎮痛剤」と言っても差し支えありません。

ですので、使い捨てカイロを湿布薬のように使うことはとても有効な手段となります。

 

しかしやっぱり注意することはあって、使い捨てカイロは低温やけどの危険があります。

湿布薬と同様に長時間同じ場所に貼っていると、皮膚障害を起こしてしまいますのでご注意ください。

 

そこで今回の最後は、使い捨てカイロよりも安全なヒカル先生のとっておきの方法をご紹介しましょう。

といってもやっぱりヒカル先生は磁気頼りになってしまいます。

 

皆さんの近くに磁石があれば、それを身体が痛むところにくっつけて、ハンカチで結ぶなどして取れないようにしてください。足首なら靴下の中に入れてしまっても良いですよ。

これは簡易的にピッ〇エレ〇バンを再現した状態ですが、絆創膏で貼り付けるわけではありませんから、皮膚へのダメージはもちろん内臓へのダメージもありません。

 

磁石によって磁気の強さが違いますが、どんな磁石であっても血行促進効果が期待できます。

物は試しにやってみると、意外や意外な効果を発揮するかも知れませんよ。

 

さらに磁石に関する豆知識をもうひとつ。

固形の磁石は永久磁石と呼び、100円ショップでも売っている安い磁石のフェライト磁石、より強い磁力を発するネオジム磁石の2種が流通しています。

 

また同じフェライト磁石、同じネオジム磁石であっても磁力の強さはマチマチです。

で、磁気を使った健康グッズや医療機器はたくさんありますが、一般的に強い磁力のネオジム磁石をたくさん使っている磁気製品は高額になります。

 

逆に言うと安い磁気製品は、粗悪なフェライト磁石を使っていたり、ネオジム磁石であっても数が少ないといったカラクリがあるのです。

安いからと飛びつくと効果がいまいちな製品かも知れませんよ。

 

買った後で後悔しないように、健康や治療目的で磁気製品を購入する際はそれなりの物を選びましょう。

それでは今回はこの当たりでおしまいです。次回をお楽しみに!

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