2019年はりんごが流行

ここ数ヶ月、ヒカル先生はあの伝説のバンド、ハウンドドッグの名曲「ff(フォルティシモ)」をつい口ずさんでいます。
それだけではありません。
金八先生こと武田鉄矢さんの「贈る言葉」や、井上陽水さん、秋川雅史さんなど渋い声の男性の曲もついつい・・・
これはもちろん話題のあの人の影響ですね。
なにしろもの凄いインパクトですから、りんごちゃん!
ちょっと太めの可愛らしい人が、「ミュージックスターティン!」と叫び、大股開きの体勢で、野太いドスの効いた声で歌い出す。
ヒカル先生は初めてりんごちゃんをテレビで見た時、これはとんでもない娘が出てきたなと衝撃を受けました。
皆さんもきっと同じような感覚を覚えたことでしょう。
でも、流石にあの声は女の子では無理だろうと思っていたら案の定、りんごちゃんは男性、正確にはニューハーフでしたね。
「りんごちゃん」という名前はもちろん芸名ですが、出身地の青森県の名産品である林檎からとったらしいです。
では林檎が大好きかと思えば、実はあんまり・・・というのもギャップが大きくて面白いですね。
ヒカル先生はりんごちゃんを応援していきますので、厳しい芸能界でも長く活躍してほしいです。
と、りんごちゃんの話題から始まった今回のヒカル先生のコラムですが、この当でもうひとつのリンゴに移りましょう。
そう、頬が真っ赤な林檎のようになることから名付けられた「リンゴ病」に!
リンゴ病とは

リンゴ病は2018年の終わりから2019年の初めに掛けて、関東・東北地方を中心に流行しました。
通常リンゴ病は、梅雨から初夏にかけて4~5年周期で流行するのですが、その前に流行したのは2015年です。
今年のりんごちゃんのブレイクを予見したかのようなタイミングでリンゴ病が流行していたとは、なんとも不思議な話ですね。
リンゴ病は、小学生に上がる前の子供がよく掛かる病気です。
正式には「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」と言うウイルス感染症であり、リンゴ病という病名は俗称になります。
でもヒカル先生は伝染性紅斑よりも、俗称のリンゴ病の方が良い表現だと思いますね。
病名は覚えにくいものも多く、俗称の方が一般的となる例は多々あります。
例えば風邪は「かぜ症候群」の略語であり、正式名は「急性上気道炎(普通感冒)」ですからね。
それでは本題に戻りまして、リンゴ病は「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスが原因なのですが、これといった特効薬はありません。
リンゴ病の症状は、微熱や頭痛などにつき風邪と誤診されやすく、赤くなった頬をみてリンゴ病だったと後から気付くことも多々あります。
特徴的な赤くなった頬は治りかけの状態であり、この頃になると感染力はほとんど無くなります。
リンゴ病の潜伏期間は個人差が大きく5日から20日程度、発症して1週間から10日ほどで治癒することが一般的です。
よって、お子様がリンゴ病に掛かっても命の危機になることはありませんから、親御さんはあまり心配なさらず、安静にして見守って上げてくださいね。
ちなみに人体には免疫という防衛システムが働いており、一度体内に侵入したウイルスは指名手配されて、次に侵入したときは悪さをする前に退治されてしまいます。
これを抗体の獲得などと呼び、一度リンゴ病にかかった人は基本的に再発することはありません。
でも、リンゴ病を患っていない人は抗体を持っていないため、子供から親御さんに移ることもあります。
大人がリンゴ病にかかると、子供のリンゴ病よりも症状が重くなることが一般的です。
大人の場合の主な症状は、頬が赤くなる・・ことはまれで、手足に発疹が現れることが多く、関節の強い痛みとむくみが特徴です。
また熱も高熱になりやすく、インフルエンザや風疹のような辛い症状になりがちです。
リンゴ病をもたらすヒトパルボウイルスB19は感染力が強いウイルスではありませんが、せきやくしゃみなどの飛沫感染、排泄物を触るなどの接触感染で移ります。
リンゴ病の勧め

ウイルスによる病気が流行したときは、感染を防ぐためにマスク、手洗い、うがいの徹底が呼び掛けられます。
ヒカル先生も同様の注意を呼び掛けますが、リンゴ病の場合はちょっと勝手が違います。
実はヒカル先生、もし近所のお子様がリンゴ病になったら、皆さんのお子様はその子と遊んでリンゴ病になってもらいたいと思っています。
もし皆さんのお子様が女の子だったらなおさら、もしリンゴ病が移ればその近所の子に感謝をしてほしいくらいです。
理由はもちろん抗体の獲得です。
そしてなぜヒカル先生は女の子のリンゴ病感染を推奨するかと言うと、将来に大きな影響を及ぼす可能性があるからです。
これはとっても大切なことですから、女性だけではなく男性もよ~く覚えておいてください。
実はリンゴ病でもっとも注意が必要なのは妊婦さんです。
もし妊娠中にリンゴ病に感染した場合、赤ちゃんが流産してしまう危険があるのです。
リンゴ病の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19に感染すると、一時的ですが赤血球の増殖が止まり、酸素の供給に支障が起こります。
いわゆる貧血ですが、妊婦さんの場合は胎盤を通して胎児の赤血球が減少します。
つまり、胎児が酸素不足の貧血を起こしてしまいます。
そうすると胎児の心臓に負担が掛かって心不全となり、全身が水膨れになる胎児水腫により、死亡してしまう場合があるのです。
でも幸いにして、胎児が死亡するリスクは5%前後と低く、発達障害や先天奇形のリスクもありませんから中絶する事態には至りません。
ですが妊婦さんに余計なストレスを掛けてしまうわけですから、避けたい事態であることは間違いありません。
そのためにヒカル先生が考える最大の対処策が、幼いうちにリンゴ病に掛かって抗体を獲得しておくことなんです。
リンゴ病の抗体を持っている女性は20~50%と言われており、過半数以上の女性は抗体を持っていません。
もし妊婦さんではないママさんのお子様がリンゴ病に感染したら、この機会にママさんもリンゴ病に掛かっておくことをお勧めします。
まとめ

いかがでしたか。
今回ヒカル先生が、幼いうちにリンゴ病に掛かっておきたいと考えている理由は、「将来生まれてくる赤ちゃんを守る」ことに行き着きます。
そのために、妊娠の可能性がある人ほど積極的にリンゴ病に感染して、抗体を獲得してほしいのです。
なお、ヒカル先生がお勧めしている電気磁気治療器で血行改善に取り組み、免疫・自然治癒力を高めていても、抗体を持っていなければウイルスに感染・発症します。
これはリンゴ病に限らず、ウイルス感染症全般に言えることです。
また、リンゴ病は免疫・自然治癒力によって1週間程度で治りますが、大人のリンゴ病は子供よりも症状が重くなることが一般的です。
病院に行ってもこれと言った治療は行われず、解熱剤や抗ヒスタミン剤などが処方されて様子をみて下さい、と言われることになるでしょう。
う~ん、なんかヒカル先生の勧めにより電気磁気治療器を使っている人達に対して、申し訳ない気分になってきました。
でも普段から健康に気を配り病気予防に努めている人であれば、リンゴ病になったとしても軽い症状で済みます。
つまり免疫・自然治癒力が高い人は、例え病気になってしまっても回復が早いのです。
ですからヒカル先生の勧めにより自らリンゴ病に感染しようとする方々は、日頃から免疫を高めておく努力をお願いします。
免疫を高めるポイントは血行促進ですから、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、良い睡眠や禁煙、それに磁気だって大きな効果を発揮します。
うん?
このように考えると、電気磁気治療器による血行改善は決してウイルス感染症にだって無力ではありませんね。
いや、ますますヒカル先生は電気磁気治療器を使ってもらうことで、より皆さんの健康づくりの力になると思ってきました。
日頃から電気磁気治療器で免疫を高めておくと、ヒカル先生の気分のように自然治癒力が高くなります。(笑)
このように免疫を高めるには笑いも重要です。テレビでりんごちゃんを観たら明るく笑ってあげると良いですね。