気管支喘息?咳喘息?気管支炎?

長引く咳、もしかしたら喘息の可能性はありませんか?

喘息は子供の病気と思われがちです。

実は成人で発症することが多く重症化しやすいため、軽視できない病気の一つです。

 

小児喘息

小児喘息

一般的に言われている喘息は小児喘息で、2~3歳でほとんどが発症します。

 

遺伝要素が強く関与しているといわれていて、両親がアレルギー体質である場合かなりの確率で発症すると報告されています。また、アトピー型が多くアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎というアレルギー性疾患を合併していることが多いです。

家族に喫煙者が居る場合には発症する確率が高くなります。

 

小児喘息の5~6割程度は、肺の成長と共に症状も治まり中学生の頃には治癒することが多く、成人までに70%が自然に治ります。

完全に治療が終わる前に、薬を中断したり吸入をやめてしまった場合には成人喘息へ持ち越して重症化する可能性もあります。

初期症状の時の診断と対応がとても大事で、長期的な薬による治療が発作を防ぐ事になります。

 

喘息は呼吸困難を起こすので、発作がひどい場合には死に至る場合もあります。しかし医学の進歩と治療に対する知識の広がりで、喘息による死者は年々減少傾向にあります。

 

成人の喘息

成人の喘息

成人の喘息は、ここ30年間で約3倍に増加しています。

 

最近は30~40歳を過ぎて始めて発症するケースも増えています。
成人喘息の約半数は小児喘息と違い、アレルゲンが特定できない非アトピー型です。

非アトピー型は肥満女性に多いと言われていますが、ハッキリとした原因はわかっていません。風邪や疲労・ストレスや生活習慣などが誘因ではないかと考えられています。

 

最近ではウイルス感染や大気汚染が原因で免疫に影響を与えて、アレルギー反応が起き、気道炎症が起こることもわかってきました。

過去に小児喘息だった患者が成人で再発するケースは比較的少なく、20%以下と言われています。

 

成人喘息の70%は大人になってから発症しています。その多くは40歳以降に発症しています。

 

そもそも喘息とは…?

咳喘息が引き起こす気管支の収縮

気管支喘息

気管支喘息は、呼吸時に空気が通る気管が慢性的な炎症を起こし、炎症が強い時に気管支が狭くなります。

一番の原因はホコリ。

ホコリにはダニや真菌(カビ)などが含まれていて、アレルギーの原因になっています。

体内に侵入することで、身体が異常な免疫反応を起こし気管が過敏に反応してしまうのが気管支喘息です。

 

症状がない時でも気道の炎症は続いていて、健康な人より気道が狭くなって空気の通りが悪くなっています。
敏感になっているので、ホコリやハウスダストに反応し発作が起きます。

 

夜間や早朝に咳が出やすくなり、発作的な息苦しさや胸の苦しさも起きるようになります。
重症になると会話が出来なくなり、苦しくて横になれない状態が続くようになります。
〈特徴〉
・たばこを吸わないのに咳が出る
・アレルギー体質
・小児喘息だった
・気管支拡張薬の吸入で楽になる
・家族に気管支喘息の人がいる
・咳止めが効かない

血液検査で、ハウスダストとダニに対するアレルギーが多く認められます。

治療は、主にステロイド薬と気管支拡張薬です。最も副作用の少ない方法で、喘息は高血圧と糖尿病のように慢性の病気なので継続的な治療が必要です。
タバコは喘息を悪化させるため、本人はもちろん家族も禁煙しましょう。

 

咳喘息

痰を伴わない、空咳で軽い咳から始まって次第に悪化していき1ヶ月以上咳が続きます。突然ひどい咳になる人もいます。

症状が酷い場合には1年以上咳が続くケースもあります。ただ、喘息の様に喘鳴や呼吸困難は起こりません。
夜間や早朝に悪化しやすく、春や秋の特定の季節や季節の変わり目に症状がひどくなる場合もあり、やはりアレルギーの関与があります。
〈特徴〉
・風邪のあと咳だけがいつまでも残る
・8週間以上慢性的な空咳が続いている(8週間以上続く咳は慢性咳嗽(がいそう)といいます)
・気管支喘息のような喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わない
・気管支拡張薬の吸入で楽になる
・痰はからまない
・熱は出ない
・喫煙や寒暖の差で咳が出る
なかなか診断が難しく、色々な検査結果を照らし合わせ、診断します。その際、血液検査でアレルギー反応が出るときもあります。

激しい発作になると、胸が痛くなるほか嘔吐や失神が起こることもあります。

 

気管支喘息と同じように気道が過敏な状態が続いているので、風邪薬や咳止めは効きません。
気道の炎症を抑える為に吸入ステロイドが効果的です。

 

本人も家族も禁煙をし、適切な治療を受けましょう。
咳ぜんそくは、喘息の前段階と言われているので、治療が不十分だったり、治療せずに放置すると本格的な気管支喘息に移行してしまいます。
そんな咳喘息の原因は

風邪のような感染症、温度や気温など気候の変化。
ハウスダスト、飲酒やストレス、運動が原因で発症するといわれていますが、正確な原因の特定は難しいです。

 

成人喘息が30歳~40歳で増えている原因

成人喘息が30歳~40歳で増えている原因

ストレスが咳を起こさせている。聞いてもピンとこないと思いますが、緊張すると咳が出てしまう。咳き込んでしまう。経験ありませんか?

咳の原因の1つにストレスが挙げられます。ストレスを解消させるために身体が行っている防御作用なのです。

 

でも、この咳を放置してさらに深刻な病気にかかることもあります。

 

なぜストレスで咳が出る…?

なぜストレスで咳が出るのでしょうか?

咳は肺への空気の通り道に痰などの分泌物が溜まったり、ホコリやゴミなどの異物が溜まったときに、これらの分泌物や異物を身体の外に出そうとする働きです。

 

気道の表面の粘膜にあるセンサーが分泌物や異物を感知すると、その刺激が脳に届きます。
脳は横隔膜や肋間膜などの呼吸を司る筋肉を動かす指令を出し咳が出ます。

 

咳自体は、正常な呼吸を保つために不可欠な身体の動きですが、気道に分泌物や異物があるのに咳が出ないのは困ります。

ストレスを感じたときには、分泌物や異物がないのに咳が出たり咳の症状が続いたりするのです。

 

ストレスを感じた時に活発になるのが交感神経で、交感神経が活発になると血管や気道が広がり、脈が早くなります。

この働きを抑えるのが副交感神経で、通常はその働きによって身体は正常な働きを取り戻します。

 

しかし、ストレスを延々と感じ続けている状態では、交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れ、副交感神経が優位になり過ぎてしまうことがあります。

そのとき、気道は平常より狭くなってしまい、平常なら問題ない分泌物や異物にも反応し、咳の症状が出てしまいます。

 

喘息を引き起こす原因に、自律神経失調症やアレルギー、感染症などの原因物質といわれていますが、現在正確な原因特定はできていません。

生活習慣の見直しはもちろん、ストレス対策を取りつつ症状を放置せずに早めの受診をオススメします。

 

喘息に似た症状 気管支炎

気管支炎は急性と慢性があり、急性は感染症から発症することが多く痰の色が黄色や緑色で発熱とだるさがあり咳の特徴として、吠えるような咳が長期間続きます。

 

慢性は男性や高齢者に多く数ヶ月に渡り咳や痰が続き、粘り気のある痰が出るのが典型的な症状です。

慢性気管支炎は炎症が続く場合、熱が出て肺炎になる恐れがあるので、体力の衰えのある高齢者はぜんそくと同様、生活習慣の見直しと免疫力を上げることが必要です。

 

「日本アレルギー学会」は、喘息患者に対する適切な治療法の指針として、「喘息予防・管理ガイド」を策定しています。

健康な人と変わらない日常生活
肺の機能を正常近くに保つ
夜間と早朝の咳、呼吸困難がなくなり、十分な睡眠がとれる
喘息の発作が起こらない
喘息死の回避
治療薬による副作用がない
気道のリモデリング(気道の壁が厚くなり、硬くなってしまうこと)を防ぐ

ポイントは発作時の苦しい時だけ治療を行っても、この目標は達成できません。
発作が起こっていないときでも、治療薬を服用し続け、生活上の工夫をすることが重要なのです。

 

喘息や気管支炎の予防策としてストレスを溜めない

喘息や気管支炎の予防策としてストレスを溜めない

ストレスで体内物質のバランスが崩れ、自律神経も乱れて、喘息を悪化させてしまいます。自律神経の乱れは免疫力も低下させます。

溜めないことが大事で、上手に発散しましょう。

 

人によっては発作に対する不安そのものがストレスになる場合もあるので、楽しいことに熱中したり趣味などに取り組むのも大事な予防のひとつです。

タバコを吸わない。しっかり睡眠をとる。

タバコは気道に刺激を与えるので、喘息のもとの炎症をさらに悪化させるので、禁煙しましょう。

睡眠は、一日の疲労を回復させる大事な時間です。睡眠不足は抵抗力を下げ風邪を引きやすくし、アレルゲンに敏感になってしまいます。

 

アレルゲンの反応は、免疫をつかさどる腸も大きく関係しています。腸内環境を良くするために交流磁気の刺激がオススメです。

免疫の働きを高めるのはもちろん、元気の源のホルモンを作っている副腎のケアも大事なので磁気の刺激で血行を良くし働きを助けてあげる事も予防や改善に効果的です。