いまや難病指定されているパーキンソン病…
みなさまの中にも、パーキンソン病に苦しんでいる方はいらっしゃいますか?
一度パーキンソン病に罹ってしまうと、完治させることはできません。
薬を服用し進行を遅らせるのが、現状のポピュラーな治療法です。
この記事ではパーキンソン病についてのおさらいをし、薬以外の治療法について紹介します。
みなさまの治療の幅を少しでも広げて頂ければ幸いです。
パーキンソン病とは?
パーキンソン病の運動症状、非運動症状として、次の症状が挙げられます。
◆運動症状
・振戦(しんせん)
体の力を抜いた安静時、筋肉が収縮し手足が震える
動かそうとした際は震えがとまることが多い
・筋固縮(きんこしゅく)
筋肉がこわばり、身体がスムーズに動かせなくなる
・無動(むどう)
体の動作が鈍く、小さくなる
無意識に歩幅が狭くなったりする
・姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)
体のバランスが悪くなり、転びやすくなる
・廃用性筋委縮(はいようせいきんいしゅく)
顔の表情が乏しくなる、小声、小股となる
◆非運動症状
・神経症状
抑うつ、不安感、無関心など
・睡眠障害
不眠、中途覚醒
・自律神経系症状
便秘、頻尿、低血圧、幻覚、幻聴
・認知機能障害
記憶力の低下
・嗅覚機能障害
嗅覚の低下
主な症状としては身体に現れますが、パーキンソン病は、脳の神経細胞に異常が起こるため発症する病気です。
身体を動かそうとすると、大脳から全身の筋肉へ運動の指令が伝わります。
この脳が出す指令は神経伝達物質により、身体の各部位へ伝えられます。
神経伝達物質にはいくつか種類があります。
その内、脳の指示通りに体が動くよう運動の調整の指示を出しているのが、脳内の中脳の黒質という部位にある「ドパミン」です。
しかし、このドパミンは加齢や日常生活のストレスで量が減少してしまいます。
ドパミン量が減ることにより脳からの指示が十分に伝わらず、身体の動作がぎこちなくなってしまいます。
また、筋固縮などの症状により筋肉が緊張状態となり血流が阻害されます。
そのため、身体に必要な栄養素や酸素が十分に行きわたらず、
さらに筋肉がこわばり、運動制限や痛みを伴います。
これが、パーキンソン病の原因です。

パーキンソン病は、いちど罹ってしまうと完治させることはできません。
また、病気の進行を完全に止めることもできません。
現在、パーキンソン病に対する主な治療方法は飲み薬で進行を遅らせる薬物療法です。
薬物療法には少なからず体に様々な影響があり、下記のようなデメリットがあります。
・身体が薬に慣れてしまう
長期間にわたる治療に体が慣れ、薬の効き目が徐々に薄くなる可能性があります。
薬が効いている時の身体はスムーズに動くが、効き目がなくなると身体の震えなどが発症します。
徐々にそのサイクルが短くなっていき、いずれは薬を飲んでも聞かなくなる可能性があります。
・副作用
パーキンソン病で処方される代表的な薬はL-ドパとドーパミンアゴニストがあります。
L-ドパ
口や手足など、身体が自分の意志とは関係なしに動く、ジスキネジアという症状が現れます。
結果、筋肉が緊張し血流阻害を起こしてしまいます。
薬が効いている時間と聞いていない時間で、ドーパミンの供給が持続的でないことが原因です。
ドーパミンアゴニスト
吐き気、眠気、妄想、衝動性・強迫性障害といった副作用が現れることがあります。
薬以外のパーキンソン病治療法は?

服薬療法の他には、運動療法が主流です。
筋肉のコンディションを整える事を目的とし、運動やマッサージを行います。
パーキンソン病の症状や薬の副作用による筋肉の緊張を放っておくと、
血流障害により筋肉のさらなる緊張や痛み、萎縮、筋力の低下を引き起こし、さらにパーキンソン病を助長してしまいます。
ですが、パーキンソン病で体がこわばっている為、運動療法でのリハビリは大変な方が多いと思います。
そんな方へ、血流を促進し筋肉を柔らかくする効果のある磁気治療という選択肢をご紹介します。
電気磁気治療器という機械で交流磁気という治療用の磁気を使った治療法です。
効果については、厚生労働省から「血行改善、コリをほぐす」と認められています。
症状や薬の副作用で萎縮してしまった筋肉へ血流を促進し、コリをほぐすことで、パーキンソン病の症状を緩和します。
さいごに

ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
パーキンソン病は完治させることはできませんが、様々な方法で進行を遅らせる事は可能です。
現在パーキンソン病と診断を受け、悩まれている方やご家族・ご友人がパーキンソン病を患っている方。
パーキンソン病治療に関して様々な情報を調べている方。
そんな方々へ、磁気治療という方法で血流改善、筋肉のコリをほぐすことにより、
パーキンソン病の症状をおさえることができることを選択肢として知って頂けると幸いです。