年を取ると油っこい料理がきつくなり、胃もたれが起こる理由

ご馳走のあとは

皆様、明けましておめでとうございます。本年も「磁気とカラダの保健室」にお越しくださり誠にありがとうございます。

ヒカル先生は2021年も皆様のためになるような情報を集め、この「磁気とカラダの保険室」で健康コラムをお送りする所存です。

皆様には引き続き暖かいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

・・・さて、皆さんも堅苦しい挨拶は苦手でしょうから早々に切り上げて、2021年一発目のコラムに参りましょう!

コロナ渦とはいえ、年末年始は一年でもっともめでたく、豪勢なご馳走が振舞われる時期です。

本年は例年よりも控えめでありながらも、この時とばかりに大人も子供も大好きな食べ物をお腹いっぱいに平らげ、幸せなひと時に包まれたことでしょう。

ですが!

皆さんが大好きな揚げ物や焼肉、ハンバーグ、ラーメン、ケーキ、ピザetc。

これらはとても美味しい反面に、相当量の油が使用されていますから、激しい胸やけや胃もたれに苦しんだ方は決して少なくないのでは?

「年を重ねると、次第に油っこいものが食べられなくなる」とよく言われます。

10代、20代の方ならばこの感覚は分からないかもしれませんが、ヒカル先生と同年代の40代になると、「以前はもっと食べられたのにな~」なんてつぶやく人が増えていきます。

ヒカル先生はまだこの段階には至りませんが、ここ数年の間に食の好みが変わり、こってりラーメンよりもあっさりラーメンに、ラーメンよりもお蕎麦やうどんを好むようになってきました。

これはヒカル先生も中高年になって、体が自然と脂物を避けるようになってきたのでしょう。

そこで今回ヒカル先生は、年を取るとなぜ油っこい料理がきつくなるのか、胃もたれが起きる仕組みなどを解説することにしましたよ。

油の消化

私達が食べた食べ物は、口から食道を通って胃に、十二指腸を介して小腸、大腸に、そして肛門から排出されます。

これらを消化器系器官と呼びますが、食べ物は消化器官から分泌される酵素によって分解され、栄養素は消化吸収されます。

栄養素を大きく分けると、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に分類され、とくに炭水化物、タンパク質、脂質は3大栄養素と呼ばれます。

ヒカル先生はその3大栄養素の分解に注目し、「油=脂質」として話を進めます。

消化の第一段階は口による咀嚼から始まります。

このときに分泌される酵素が、炭水化物と脂質を分解する唾液です。

けれども、いくら「よく噛め」と言っても限界がありますから、実際には消化までに至らず柔らかくなった程度で胃に入り込みます。

そして胃では強力な酸である胃液が分泌され、主にタンパク質が分解されます

はい、ヒカル先生はここで一旦ストップを掛けます!

皆さん、胃に入った食べ物の消化具合を想像してみてください。

3大栄養素の炭水化物、タンパク質、脂質は、唾液と胃液を浴びましたが、胃の段階では十分に分解されているとは言えませんよね。

このまま小腸に流れれば、食べ物の栄養素を十分に吸収することができません。

そこで大活躍するのが、胃と小腸をつなぐ十二指腸です!

十二指腸は胃や小腸に比べると地味な存在、消化酵素を出す働きもありませんが、消化に関してはもっとも重要な器官なんですよ。

なぜなら、十二指腸ではすい臓から3大栄養素のすべてを分解するすい液が分泌、肝臓で生成され胆のうに蓄えられた胆汁が脂質を分解されるからです。

でも十二指腸は25cmほどの短い管ですから、どうしても消化に時間が掛かります。

とくに脂質の分解には数時間も掛かり、この間の胃の働きは鈍くなります。

でも胃は大きく膨らみますから、十二指腸の分解が終わるまでの待機所になることができます。

はい、ここでもう一度ストップして、また想像してみましょう。

十二指腸は処理に目いっぱい、胃には消化しきれない食べ物が溜まっている状態です。この状態でさらに食事をしたら、一体どうなるでしょうか?

・・・胃は大きく膨らんで食べ物は入っても、そこから先は滞留してしまいますよね。

はい、これが胃もたれになってしまう仕組みです。

ところで、なぜ脂質の分解には時間が掛かるのか不思議に思いませんか。

この理由を示すことわざが、「気が合わず反発し合って仲が悪い」ことを意味する「水と油」です。

例えば水と油をペットボトルに入れてしばらく放置すると、はっきり上下に分離しますよね。

人体は油をそのまま吸収することは出来ず、ある酵素の働きによって水と油を混ぜ合わせた状態の「乳化」にする必要があります。

この乳化を促す酵素が、胆汁に含まれる胆汁酸です。

皆さん、ここでちょっと前の話を読み返してください。胆汁は胆のうから分泌されますが、生成している臓器は肝臓でしたよね。

その肝臓がなんらかの原因で弱っていたら、当然に胆汁に含まれる胆汁酸も減少してしまいます。

そして十二指腸による脂質の分解時間が長くなり、食べ物が胃で滞留する時間も増えていきます。

よって油っこい料理がきつくなり胃もたれが起こりやすくなる理由は、加齢というよりも肝機能の低下と言った方が正解なのです。

もちろん加齢も肝臓を弱める原因ですが、大量のアルコール、暴飲暴食などの方が肝臓をもっと傷めてしまいますからね。

胃腸薬の選び方

胸やけや胃もたれが酷いとなれば、お家にストックしてある胃薬を服用される方は多いでしょう。

胃薬のパッケージには「胃の痛み、胃もたれ、胸やけ、むかつき等」の症状が書いてあります。

後の胃もたれに適した胃薬もあれば、食欲がないときや空腹時の胃酸過多に適した胃薬もありますので、症状によって使い分けることがポイントです。

脂質の摂りすぎによる胃もたれであれば、食べ物の消化を助ける成分「消化剤」が含まれた胃薬が適しています。

このタイプの胃薬を服用すれば、胃の中で脂質の分解が可能になります。

なお「健胃剤」は唾液や胃液の分泌を高めます。

食欲がないときや胃酸過多の場合は、胃液を中和する「制酸剤」、胃の粘膜を保護する「粘膜修復剤」、胃酸の分泌を抑える「H2ブロッカー」が入った胃薬を選びましょう。

ちなみに消化剤、健胃剤、制酸剤、胃粘膜保護剤が含まれた総合胃腸薬症状は、多くの症状に効果を発揮します。

ですが特定の症状に特化した胃薬に比べれば、その効果はイマイチということも覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか。

今回ヒカル先生は油っこい料理がきつくなる理由、胃もたれが起きる仕組のほか、胃薬を選択するポイントも解説しました。

しかし胃薬は一時的な不調を緩和するものであり、根本的な解決には至りません。

根本の原因を解消するためには、肝臓をもっと労わる必要があります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、相当に悪化しないと自覚症状は表れませんが、胃もたれが増えてきた場合、そろそろ肝臓の改善に取り組む時期でしょう。

なお肝臓はとても生命力の強い臓器ですので、改善効果はテキメンに表れます。

お酒をよく飲まれる方は、量を減らすことから始めましょう。

暴飲暴食は肝臓によくありませんが、一気に食事量を減らすと体の栄養素が不足して、体中の脂肪が肝臓に集まってしまいます。

食事量は極端に減らさず腹八分目に。徐々に適正量を目指しましょう。

また肝臓についた脂肪を燃焼させるために、ウォーキング等の有酸素運動も忘れずに。

肝臓の機能低下による症状は、こちらのコラムをご覧ください。

【体がだるい…】は肝臓が悲鳴をあげている

ちなみにレバーと言えば肝臓のことですが、レバーは暗い赤色をしていますよね。

この暗い赤色は、たくさんの血液を含んでいた臓器である証拠です。

よって肝臓の回復には、血行改善も有効です。

ヒカル先生が毎度お勧めする電気磁気治療器ならば、肝臓だって血行を促進してくれます。

食べ物の消化をするために消化器官は多くの血液を必要としますので、電気磁気治療器を背中やお腹に当ててみましょう。

すると胃や十二指腸、肝臓に血液が行き渡り、消化活動が一気に促進するはずですよ。