夜間のトイレ

いや~、お盆中に台風が来て少しは涼しくなりましたが、過ぎ去ったとたんに猛暑が復活しましたね。
いくら暑さに強いヒカル先生だってさすがにこの猛暑では体に堪えますから、早く涼しくならないかと願うばかりです。
それにしてもちょっと前のヒカル先生は、記録的な日照不足をもたらした梅雨により今年は冷夏になるのでは? なんて心配をしていましたが、まったくの取り越し苦労でした。
ヒカル先生は冷夏が懸念されているときは夏らしい暑さを願うのに、いざこの暑さが来れば早く過ぎ去ることを願っています。
このようなワガママを言うのはヒカル先生だけだと思いますが、ほんと人間とは身勝手なものですね。
それにしても、寝るときにエアコンを使っていても、この暑さではけっこうな汗をかいてしまいます。
また汗をかかないほど部屋を冷やしているとしても、空気の乾燥によりノドが渇きやすくなります。
夜間の脱水症状で熱中症にならないように、眠る前には1杯のお水を飲むようにしましょう。
それに枕元にはペットボトルにつめたお水を置いて、いつでも水分補給できるようにしておけばさらにバッチリです。
でも、このような話をすると、必ずと言っていいほど次のような方が現れます。
「水分補給も大切だけど、夜中にトイレに行く回数が増えて困る!」
いわゆる夜間頻尿のお悩みですが、たしかに夜間に何回もトイレに行くとなれば慢性的な睡眠不足になり、体調不良の原因にもなります。
夜間頻尿になる主な原因としては加齢です。
加齢以外にはストレスに心理的な問題、それに隠れた病気ということもありますね。
そこで今回ヒカル先生は、夜間にトイレが増える理由についてお送りすることにしましたよ。
正常なトイレの回数は?

念のために申し上げておきますが、今回のトイレは小の方です。
それでは唐突にヒカル先生は質問します!
A1:トイレが近いとは、一日に何回以上トイレに行く状態でしょうか?
A2:夜間頻尿とは、夜間に何回以上トイレに行く状態でしょうか?
いかがですか。
皆さんの平常時を思い浮かべて考えてくださいね。それでは答えを発表しますよ。
A1の答えは8回以上、A2の答えは1回以上です。
もちろんこの回数は目安ですが、1日8回のトイレで近い、夜間に1回のトイレで夜間頻尿になるとはビックリされた方も多いのではないでしょうか。
ヒカル先生の場合、起床時、出勤前、10時ころ、お昼、午後に3回、就寝前に行くことが多いですから、これで8回になってしまいます。
それに夜間に1回トイレに行くことだってあります。
以上、めでたくヒカル先生はトイレが近い、夜間頻尿の人になってしまいました。
でもヒカル先生の場合、トイレに行くことは仕事の休憩も兼ねており、ちょっと我慢すれば回数を減らすことが可能です。
なぜなら、膀胱は尿が150~200ミリリットル溜まると尿意を感じるのですが、我慢すれば500ミリリットル前後まで溜められるからです。
トイレを我慢することはお勧めできませんが、我慢をすればトイレの回数を減らせるという方はトイレが近い人ではありません。
問題となるのは、膀胱に尿が溜められず、何回もトイレに行かないと漏らしてしまう方です。
膀胱が起因してトイレが近くなる症状は、「過活動膀胱」と呼ばれる病気です。
過活動膀胱は加齢も原因ですが、膀胱に関する病気や糖尿病や心不全、男性であれば前立腺肥大症、女性であれば出産が起因、それに心理的な不安が引き起こすこともあります。
これらの原因に思い当たり排尿のコントロールが難しい場合は、生活に著しい支障が起こることもありますから早めに医療機関を受診しましょう。
でも皆さんの中には、これらの原因に当てはまらない方もいますよね。
実は、今回ヒカル先生が危険を呼び掛けたいのはこのような方なのです。
むくみに注意

夜間頻尿がお悩みの人は、下半身のむくみに悩んでいませんか。
むくみは身体の不要な水分が体内に溜まっている状態ですが、全身のどこでもむくみは起こります。
私達の体は常に重力に引っ張られていますから、どうしても下半身に水分が溜まりやすくなります。
また高齢者や女性は体のポンプ作用となる心臓や筋力が弱く、若い人や男性に比べむくみやすい人が多いです。
そんな下半身のむくみですが、横になれば上半身に水分が移動しますので、少しずつ解消していきます。
でも、むくみの水分は尿や汗で排泄すべき不要なものですから、体は利尿ホルモンを分泌して尿を作り、早く体から排出しようとします。
つまり、下半身にむくみがある状態で寝れば、必然的に夜のトイレが近くなるのです。
下半身のむくみを解消するためには、ふくらはぎをマッサージするなど下半身を動かして、血流を促すことがポイントです。
ヒカル先生が毎度お勧めしている電気磁気治療器をお持ちの方であれば、就寝前に足に磁気を当てて血行促進しておくと良いですよ。
ですが!
実はヒカル先生がさらに注意を呼び掛けたいのは、下半身の血流を促してもむくみが解消されない方です。
このような方は・・・腎臓の機能が低下している可能性があります。
腎臓機能の低下によるむくみの特徴としては、左右の足でむくみ具合が異なり、むくみを指で10秒ほど強めに押すとへこみが出来ます。
そして腎臓が悪くなると尿を作ることが出来なくなるのですが、初期段階では尿量が増えてトイレの回数が増えるのです。
トイレが近い原因が腎臓であった場合、トイレが近い悩みが解消されたときは腎臓機能が著しく低下したことを示します。
トイレが近いことは腎臓病の危険を知らせるサインとなりますから、思い当たる人は早めに病院で腎臓機能を調べてもらってください。
まとめ

いかがでしたか。
今回ヒカル先生は、夜間にトイレで何回も起きる原因と考えられるいくつかの要因のうち、むくみ、そして腎臓機能の低下について危険を呼びかけました。
もし腎臓が悪くなってその機能を失えば、わずかな腎臓移植手術の可能性に賭けて、人工透析治療を続けるしかありません。
また腎臓は沈黙の臓器のひとつであり、相当に機能低下するまで異変に気付かないと言われています。
そんな腎臓でもむくみや夜間頻尿は自らチェックできる数少ないサインですから、これを見逃さないようにしましょう。
なお、腎臓は一度悪くなると改善は不可能であり、治療は機能低下を防ぐことが目的とされています。
しかしながら、一般社団法人内臓トレーニング協会という団体では、「血流改善」をキーワードに内臓トレーニングを推奨しており、早期にトレーニングを開始した人ほど回復が期待できるようです。
こちらの一般社団法人内臓トレーニング協会では、低周波パルスを発生する治療器にて全身の血流を促進します。
ヒカル先生がお勧めしている電気磁気治療器も、身体の深部の細胞ひとつひとつまで血行改善が期待できる家庭用医療機器ですから、機器の違いはあっても目指すところは一緒のようですね。
なお、腎機能が半分に低下していると言うことは、半分の細胞が死滅、残り半分の細胞は元気というわけではありません。
半分の細胞で死滅した細胞分まで、つまり2倍の仕事量を担うことになり、疲労困ぱいでいつ倒れてもおかしくはない状態なのです。
そんな疲労困ぱいの細胞を助けるには、私達が脱水症状を防ぐために水分やミネラルを補給するように、血液を届けてあげることが大切なんです。
ですので、電気磁気治療器をお持ちの方は、お腹に磁気を当てて内臓の細胞ひとつひとつまで血液を届けてあげてください。
そうすると腎機能の低下を防ぎ、むくみや夜間のトイレの悩みも解消できるかも知れませんからね。