ヒカル先生のうっかりミス

ヒカル先生はここ数年、ふと思うことがあります。
それは何かと言うと、「季節の移り変わりが早くなってないか?」ってことです。
だって今は5月の終わりなのに、もうすでに夏!って感じの暑さですよ。
なにしろ5月26日には北海道の佐呂間町で39.5度を記録するなど、真夏もビックリの暑さでした。
この調子では2019年の夏も記録的な猛暑になることは間違いなさそうですね。
暑さに強いヒカル先生だって、この時期にこの暑さでは流石に堪えます。
そのためか、先日ヒカル先生は普段なら考えられないうっかりミスをしてしまいました。
実はヒカル先生、中身を取り出したパッケージ袋をゴミ箱に捨てるつもりが、中身の方をゴミ箱に入れてしまったのです!
幸いにも中身は日焼け止めクリームのプラスチックケースでしたから、すぐにゴミ箱から取り出して拭くだけですが、これには自分でもビックリです。
あえて自己分析をしてみると、このときヒカル先生は右手に中身、左手にパッケージの袋を持っていました。
ところがゴミ箱はヒカル先生の右手側にあり、ゴミ箱に近い手の右手、すなわち中身を持っている手をゴミ箱に放った訳です。
いや~この日はスゴイ暑さでしたから、近所のドラッグストアで日焼け止めクリームを買ってきたのですが、まさかその中身を捨ててしまうとは・・・
きっとこれは体が暑さに慣れていないことにより、脳や自律神経に過度な負担が掛かっていたのでしょう。
つまりヒカル先生のうっかりミスの原因は、暑さによる脳や自律神経の「疲れ」と推測されますので、この仕組みを簡単に説明しましょう。
5月なのに気温は真夏並みですから、自律神経は体温調整のために発汗を促します。
しかしこの時期の私達の身体は、まだまだ暑さよりも寒さに順応しています。
つまり汗が出にくいのです。
この状態が続くと体が参ってしまいますから、脳と自律神経はフル稼働して、早急に体を夏仕様に仕上げなくてはいけません。
それで一時的に脳と自律神経がオーバーヒートを起こし、思いもよらないようなうっかりミスをしてしまうのです。
ですからここ数日の間でうっかりミスが増えたとしても、あまり心配しなくても大丈夫です。
全てはこの暑さが悪いのです! それでは今回はこの当たりで・・・
とあまりの暑さのために早々に切り上げそうになってしまいましたが、まだいつもの半分も行っていませんね。
そうです。うっかりミスが増える原因は暑さによる疲労だけではありません。
実は、皆さんがただいま手にしているアレも原因のひとつなのです。
現代は情報過多

皆さんはどんなことをした時に疲れを感じるでしょうか。
多くは運動をした後、仕事を終えたあと、勉強をしたあと等、何かしらの作業をした時に疲れを感じるでしょう。
それに睡眠不足やストレスなども大きな影響を与えます。
このように考えてみると、疲れは筋肉系とそれ以外に分かれることに気付きますね。
筋肉系の疲れであれば体をゆっくり休ませることで回復しますが、問題となるのは筋肉を使わないのに感じる疲れです。
なぜならそれは、脳や自律神経がダメージを受けたときに感じる疲れ、いわゆる「脳疲労」だからです。
脳疲労に陥ると、ヒカル先生がやってしまったようなうっかりミスはもちろん、「あれ?何をしようとしていたんだっけ?」というような物忘れが増えていきます。
それでは、またまたヒカル先生の例を挙げて説明しましょう。
例えば「トイレに行くついでにアレを持ってこよう」とトイレに行き、用を済ましたものの肝心のアレを持ってこなかった、なんて場合です。
またはインターネットで調べものをして、次にこのキーワードで探ってみようと思いながら読み終わると、いざそのキーワードが思い出せないことも該当するでしょう。
と、今回ヒカル先生は自虐話を次から次に披露していますが、いつもはこんな感じてはありませんよ。
これはあくまでも、脳が疲労しているときですからね!
ヒカル先生はデスクワークの比率が多いので、仕事の大半はパソコンとにらめっこしています。
またパソコンだけではなく、スマホからの情報を常に確認しながらの作業が多いのですが、最近はとみに様々なサービスがスマホを介して発信されます。
いや~、テクノロジーの進歩により実に便利な世の中になったものです。
ひと昔は図書館や専門機関でしか得られないような情報も簡単に調べられますし、グーグルなどの検索エンジンに搭載された人工頭脳は関連情報まで送ってくれるのですから。
ですが!
この便利な情報群が、ときに私達の脳の処理能力を超えてしまうときがあります。
そうすると脳はオーバーフローを起こしてしまうのです。
つまり情報過多によるストレスによって脳に多大な負荷が掛かり、脳がパニックになっているわけです。
現代は小型の高性能パソコンであるスマホが普及したことにより、膨大な情報が絶えず流入しています。
またいつでもどこでも情報をキャッチできるということは、早急なレスポンスをしなくては、というプレッシャーがストレスを加速します。
この数年、脳が情報を受けて処理する回数は格段に増えているでしょう。
脳疲労のサインと対策

脳疲労によるうっかりミスが増える年代はヒカル先生と同じ40代から増える傾向がありますが、スマホの普及により若年層にも脳疲労が拡大していると言われています。
本人は脳疲労を自覚していなくとも、脳の画像を見てみるとその差は歴然と分かります。
なぜなら脳疲労に陥ると、あきらかに脳の血流が悪くなるからです。
このような状態が続くと、脳の神経細胞に疲労の元になるタンパク質が溜まり、脳が炎症を起こしてしまいます。
怪我をすれば炎症が起こり患部が腫れあがるように、脳だって怪我をするのです。
ですが脳だって怪我をしたくありませんから、危険を感じると「疲れた」、「飽きた」、「眠い」といったサインを送ります。
これらを感じたら脳がオーバーフローを起こす直前ですので、意識的に手を止めて、パソコンやスマホから目を離すことが大切です。
5分ぼ~とする時間を設けるだけでも全然違いますから、トイレ休憩を兼ねて外の風景を眺めても良いですよ。
厳しい上司だって、あなたが脳疲労によってうっかりミスを増発するよりは、5分間休んで回復してもらった方が良いに決まってますからね。
また脳に溜め込んだ情報は、意図的に吐き出すことも大切です。
これをインプットとアウトプットと言います。
情報を入れるインプットに対し、アウトプットとは処理して実行することを意味しますが、自分の言葉で話したり書いたりすることです。
このアウトプットを行うことで、脳は仕入れた情報を整理することができます。
ヒカル先生の場合、このコラムを書くことはアウトプットです。
アウトプットで情報が吐き出されても、情報がコンパクトになって脳の長期記憶に移りますので、必要なときに脳から取り出しやすくなります。
まとめ

いかがでしたか。
今回ヒカル先生はうっかりミスが増えた原因として、主に脳の疲れに注目してみました。
最近は暇があればついスマホを見てしまう人も多いと思いますが、発信される情報量は膨大です。
脳のオーバーフローを防ぐためには、意図的に受け取る情報を絞ることも必要かも知れませんね。
あと皆さんの中には、疲れなんか感じないし溜まらないとおっしゃるタフな方もいらっしゃるでしょう。
また夢や目標に向けて邁進している人は、疲れた等のネガティブワードは禁句かもしれません。
ですが、ヒカル先生はこのような方に注意を呼びかけます。
夢や目標を達成したときにはこの上ない満足感や達成感を感じるものですが、その反面として脳が発する疲れのサインを隠してしまいます。
脳が発する「休みなさい」という指令を無視していることになりますので、疲労物質は蓄積する一方です。
そうすると何かしらのきっかけで、慢性的な脳の血流不足が深刻な事態を引き起こすリスクも高めてしまいます。
ですが、このような方は今が頑張り時なのでしょうから、休めと言われても休むことは出来ないものです。
その為ヒカル先生は、せめて脳を労わるための手段は持ってほしいと願います。
例えば、ヒカル先生の御用達の電気磁気治療器は血行を促進する医療機器であり、発する交流磁気は体の深部まで血行促進します。
頭に電気磁気治療器を当てれば、脳の血流だってバッチリ良くなります。
ヒカル先生は電気磁気治療器で仕事で疲れた頭を癒してからこのコラムを書いていますが、その効果のほどは皆さんのご判断にお任せするとしましょう。