「知られざる腸の働き。免疫を司る第2の脳だった!」

腸

腸の働きといえば、食べ物を消化し、栄養素を吸収、老廃物の便を排出することです。

しかしあまり知られていない第4の働き「免疫」があります。

ヒカル先生は第2の脳と呼ばれるほどの理由も併せて説明します。

 

人間には2つの脳が

人間には2つの脳が

近年は海の幸の漁獲量が減っていますが、今年はタコが豊漁みたいです。

ここ数年のタコは不漁で、ヒカル先生にはなかなか手が出せない価格になっていましたが、最近は以前よりもかなり安くなってきました。

タコのコリコリとした食感やそのお味は絶品ですから、ヒカル先生も大変嬉しい限りです。

 

それではここで最近ヒカル先生が知ったうんちく話をひとつ。

なんとビックリ!

タコには9つの脳があると言うのです。

頭にメインの脳があり、8本の足に小さな脳が一つずつ備わっているそうですよ。

 

タコはとても賢い生物ということはヒカル先生も知っていましたが、まさか脳が9つもあるとは・・・、ちなみに心臓は3つあるそうです。

いや~、人間はせいぜい2つの脳しかありませんから、これにはヒカル先生も仰天してしまいましたよ。

 

・・・うん?

「人間の脳はひとつだろ」なんて声が聞こえたような・・・

 

はい、確かに人間の脳はひとつですね。

しかし私達の身体には、「第2の脳」と比喩される器官が備わっているのは事実です。

その器官が第2の脳と呼ばれる理由としては、神経伝達物質「セロトニン」の大部分を生成しており、脳に匹敵する数の神経細胞を有していることが挙げられます。

この膨大な神経細胞により、脳からの指令がなくとも自分で判断して動く能力を有し、脳へ情報を送っているのです。

 

また人の受精卵が胎児に進化する過程では、第2の脳の方が先に作られます。

 

皆さん、ここまでのヒントで第2の脳はどこか分かりましたね。

第2の脳はどこかと言うと・・・「腸」です!

今回ヒカル先生は、腸の基本的な働きはもちろん、知られざる働きを紹介します。

 

 

腸の働き「消化・吸収・排泄」と「免疫」

腸の働き「消化・吸収・排泄」と「免疫」

腸は大きく分けて「小腸」と「大腸」があり、それぞれ別々の働きを担います。

小腸の長さは6~7mもあり、主な働きは食べ物を消化して栄養素を吸収することです。

 

そして大腸の主な働きは、水分を吸収して排泄物の便を出すことですね。

腸の働きと言えば、この「消化・吸収・排泄」の3つが基本です。

 

また、腸には腸内細菌と呼ばれる1000種類以上、40兆個以上の細菌が住み着いており、「善玉菌」と「悪玉菌」、それに「日和見菌」の3種に分類されます。

善玉菌の代表は人体に良い影響を与える乳酸菌やビフィズス菌など、悪玉菌の代表は大腸菌や食中毒を引き起こすウェルシュ菌などです。

 

その他大勢の細菌は日和見菌に分類され、善玉菌が優位なときは善玉菌の働き、悪玉菌が優位になれば悪玉菌と同じ働きをします。

「長い物には巻かれろ」なんて言葉がありますが、それを行っているのが、腸内細菌の日和見菌というわけですね。

 

しかしながら悪玉菌や日和見菌も人体には必要であり、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%のバランスが理想の腸内環境と言われています。

 

腸内環境は、便の状態をみることでざっと推測できます。

便は健康のバロメーターとも呼ばれますが、バナナ状で黄土色から焦げ茶色の便であれば良い状態です。

悪い便は水分が多い液状、硬くコロコロとした黒い便は最も悪い状態です。

 

このような悪い便が出るということは、腸内では悪玉菌が優勢なんです。

悪玉菌は毒性物質を出しますので、腸は一刻も早く便を体外に出そうと栄養素や水分の吸収も不十分のまま排泄します。

よって液状の下痢便になってしまうのです。

 

また悪玉菌の毒素は腸をマヒさせますから、腸の蠕動運動が鈍くなって便秘になりがちです。

その間も大腸は便の水分をどんどん吸収しますので、便はますます硬くなり排泄が困難になってしまいます。

 

便秘の悪影響についてはコチラへ

「放置すると危険? 便秘が引き起こす病気とは」

https://jiki-labo.com/benpi_byouki/

 

食べ物の消化・吸収・排泄を担う腸は、外界からやってくる様々な細菌とも接触します。

ときには病原菌やウイルスとも対峙しますので、腸には身体全体の70%もの免疫細胞が集まり、これら外敵との戦いに備えています。

これが腸の第4の働きである「免疫」です。

 

ちなみに免疫細胞は屈強な戦士ですが、最初から強い訳では無いんですよ。

 

小腸の中には「パイエル板」と呼ばれる平坦な部分があり、免疫細胞を鍛える訓練場になっています。

バイエル板には様々な細菌やウイルス、食べ物のカスが引き寄せられ、免疫細胞はこれらに触れることで有害・無害かを学習、敵の特徴を覚えていきます。

そして侵入者警報を受ければ血液に乗って応援に駆け付け、様々な外敵と闘って経験を積み重ねます。

 

腸の状態が良いほど免疫細胞は元気で強くなり、ちょっとやそっとの細菌やウイルスには負けません。

結果、病気になりにくい健康な身体となるのです。

 

免疫細胞が混乱すると

免疫細胞が混乱すると

24時間365日私達の身体を守る免疫細胞は、私達を守る警察の方々のように頼もしい存在です。

しかし、一方で警察の方々を嫌う人達がいるように、免疫が病気を引き起こすとして、免疫作用を抑える薬が使われることがあります。

 

その病気は特殊で珍しい病気というわけではありません。

この季節はとくに大暴れしていますから、ヒカル先生の周りはもちろん、皆さんの周りでも困っている方は多いはずです。

アレルギー症状の代表、花粉症に!

 

アレルギーとは本来害にならない物質に身体が過剰に反応してしまう病気ですが、食物アレルギーや関節リウマチ等も該当します。

これらは自己免疫疾患と呼ばれ、免疫細胞が害のない物質を敵と判断して身体を攻撃してしまう病気なんです。

 

自己免疫疾患は免疫細胞の混乱・暴走の結果です。

このまま免疫細胞が混乱・暴走すれば身体をどんどん痛めつけてしまいますから、自己免疫疾患には免疫作用を弱める治療薬が使用されます。

 

しかしながら免疫は身体を守るシステムですから、免疫作用を弱めれば様々な感染症に掛かりやすく、がん細胞にも太刀打ちできなくなるでしょう。

この免疫細胞が混乱・暴走する原因は長年不明であり、研究者の方々は頭を大変悩まされました。

 

しかし近年になって、免疫研究の世界的権威である大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文教授が、ついに原因を突き止めたのです。

 

自己免疫疾患の方々を詳しく調査したところ、共通して腸内細菌の「クロストリジウム菌」が減少していました。

それまでクロストリジウム菌の働きは不明でしたが、研究を進めると特別な免疫細胞「Tレグ」を作っていることが判明。

このTレグは、興奮した免疫細胞を落ち着かせる働きを秘めています。

 

つまり自己免疫疾患になってしまう本当の原因は、何らかの原因によりクロストリジウム菌が減少して、Tレグの生成が不足していたことでした。

 

この大発見はノーベル賞ものだとヒカル先生は思っています。

現に世界中の研究者達はこの大発見に注目し、ただいまクロストリジウム菌を使った治療薬の開発が急ピッチで進んでいます。

 

 

まとめ

第2の脳と呼ばれる腸の働き

いかがでしたか。

今回ヒカル先生は、第2の脳と呼ばれる腸の働きを紹介しました。

 

腸には自己判断能力があり、消化・吸収・排泄という基本的な働きはもちろん、免疫を司る器官です。

また免疫が引き起こす自己免疫疾患にしても、腸には抑える仕組みが備わっていたのです。

ですが年々自己免疫疾患が増加している現状をみると、現代人は腸内環境が悪化、クロストリジウム菌が減少している人が多いのでしょう。

 

この理由としては食物繊維の不足が考えられています。

食物繊維には便を作り、お通じを良くする効果があります。

 

そんな食物繊維は腸内細菌の善玉菌が好むエサであり、もちろんクロストリジウム菌も大好物です。

しかし日本は戦後から急激な食文化の変化が起こり、食物繊維が豊富な野菜や海藻類、きのこ類の摂取が低下しました。

 

食生活の影響はとても大きく私達の体格を変えるほどですが、その反面に新たな病気をもたらします。

アレルギー・自己免疫疾患の増加は、食生活の影響が関係していることは間違いないでしょう。

 

最後に、ヒカル先生はバランスの良い食事を心掛けていますが、腸が弱っていると、せっかくの栄養素を十分に吸収できません。

そのため、腸の血行を促進して働きをアシストするために、お腹に電気磁気治療器を毎日当てています。

お陰様でヒカル先生は毎日快便、アレルギーも全くありませんよ。

 

それでは皆さん、「健康づくりは健康な腸づくりから」です。食物繊維と血行促進で腸内環境を整えましょう。